社会

クルーズ船の旅“完売”続出!?~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

新型コロナウイルスの影響で、2020年3月からほぼすべての船の運航がストップしていたクルーズ業界だが、ようやく新たな動きが出てきた。

「7月から繰り延べ需要的な運航を開始しました。クルーズファンが我慢の限界に達し、2年以上先の世界周遊プランが3時間で完売するなど、各社でソールドアウトが続出しているのです」(旅行ライター)

とはいえ、世界でクルーズを楽しむ人の80%が、1泊1万円程度の「カジュアルクルーズ」を利用している。豪華客船を利用した1泊十数万円の世界一周旅行ばかりが、クルーズの楽しみではない。

疲弊した経済も上向く!?

クルーズとは、ラテン語の「クルクス」(十字架)に由来し、16世紀ごろにオランダの海賊が、オランダ語として「クルイゼン」という言葉を使い始め、「海賊船が獲物を求めて海上をジグザグ航行する」ことを表すようになった。

その後、19世紀に船旅が一般化したことで、「特に航海日程を決めないレジャー目的の船旅」という意味に転じたようだ。クルーズ船の乗客が寄る港々で獲物(買い物)を仕留めてくれれば、新型コロナで疲弊した経済も上向くだろう。

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