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囁かれる池田組と六代目山口組の衝突…激しさ増す警察当局の取り締まり

(C)週刊実話Web

五代目山健組の脱退直後に、同じく神戸山口組を離脱した池田組(池田孝志組長=岡山)を巡って、一部の関係者の間で六代目山口組との衝突の危険性が囁かれている。

山口組分裂の翌年、平成28年から、池田組が本部を置く岡山市では対立が顕著になり、射殺や銃撃事件が発生。しかし、昨年5月の池田組若頭への銃撃以降は、対立事件が起きていないとして、10月の更新期限を境に、岡山県警などは暴対法に基づく特定抗争指定で定められた警戒区域から、岡山市を外す方針を固めた。

さらに、特定抗争指定の網から逃さないため、頑なに神戸山口組からの離脱を認めなかった県警が、9月16日には一転して池田組を独立団体としたのだ。

「池田組の本部には、使用禁止の仮命令が申し立てられたから使うことはできんが、岡山市が特定抗争指定の枠を外れたとなれば、組員の集結も可能になる。それは六代目山口組も同じこと。五代目山健組に対しては、離脱直後から『手を出すな』と通達していたが、池田組に対してはそれがない。つまり、対立の火種は消えていないということだ」(他団体関係者)

平成28年5月に射殺事件を引き起こした弘道会系組員は、当初、池田組長の身辺も探っていたことが明らかとなっている。警備が厳重だったという理由から襲撃を断念し、ターゲットをナンバー2の髙木昇若頭に定めて犯行を遂げた。昨年5月には、前谷祐一郎若頭が大同会(森尾卯太男会長=鳥取)最高幹部によって池田組本部で銃撃され、重傷を負ったのだ。

読売巨人軍の元選手も逮捕…

確かに、池田組が神戸山口組を離脱して以降、両組織の間で衝突は発生していないが、〝和解〟がなされていないのも事実だ。

「六代目山口組が元の形に戻そうとしているならば、五代目山健組が復帰した今、池田組にも何らかのアクションを起こすのではないか。池田組長は分裂直後に絶縁になっており、これまでに死者、負傷者が出た経緯を踏まえると、六代目側は武力行使によって攻める可能性も十分に考えられる」(同)

緊迫する状況を察知してか、警察当局は相次いで六代目山口組直参の逮捕に踏み切っている。9月9日、津田力若頭補佐(四代目倉本組組長=和歌山)が和歌山県警に強要容疑で逮捕されたのに続き、16日には若中の田堀寛・二代目名神会会長(愛知)が、警視庁によって電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されたのだ。

「この件では読売巨人軍の元選手も逮捕されとって、元選手名義のマンションにもかかわらず、実際には田堀会長が金を出して購入した名義貸しらしいで。その前に逮捕されとる津田若頭補佐は、六代目山口組の執行部で機密事項も把握しとるやろうし、田堀会長にしても直参やからな。分裂劇が新たな展開を迎えようとしとったから、いずれも内情把握が目的の逮捕とちゃうか」(ベテラン記者)

警察当局による取り締まりが激しさを増すのは、それだけ山口組の分裂抗争が熾烈を極めているからだといえそうだ。

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