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阪神タイガース“16年ぶりV”の場に怪物ルーキー・佐藤輝明は間に合わず!?

阪神甲子園球場
阪神甲子園球場(C)週刊実話Web

16年ぶりのトラの胴上げの場に、ルーキー・佐藤輝明選手の姿はナシ? 前半戦のチームを牽引してきた功労者なのに…。

9月16日のソフトバンク二軍との一戦、佐藤は「4番・サード」でスタメン出場し、久々のマルチ安打を記録した。打撃は上向き状態にあるのだろうか。

「いや、厳しいと言わざるを得ません。一軍で35打席連続ノーヒットを喫し、二軍でもこの日、11打席ぶりのヒットだったんです」(球界関係者)

ルール上では最短で9月20日に再登録可能だったが、井上一樹ヘッドコーチが関西系メディアの前でそれを否定していた。それを踏まえ、矢野燿大監督も「今みたいに状態を上げていってもらえたら」と、早期の一軍復帰を見送った。

二軍戦が雨天中止となった14日、こんなシーンが見られた。二軍の選手は試合中止を告げられると同時に室内練習場へと移動した。

しかし、佐藤だけは違った。全体練習の輪から外れ、片隅でティー打撃を開始。打撃担当の日高剛コーチが見守り、時折、バットを構える位置について助言を送っていた。

「打撃フォームの改造です。この時期にフォームをいじるということは、終盤戦には間に合わないかも」(前出の関係者)

ファンは心底から喜べそうにない!?

また、やはり雨天中止となった17日、1人でフォーム改造の練習に取り組んでいた。タイミングの取り方を意識するためと思われるが、右足を上げていた。

〝一本足打法〟なんて、春季キャンプまでさかのぼっても見たことがない。試行錯誤、まだ迷っている証しだ。

「髙山俊、江越大賀、北條史也、陽川尚将…。阪神って、『壁』にぶち当たったまま帰って来ない選手も多いんですよね」(在阪記者)

ちなみに、阪神の二軍は18連勝を記録するなど爆発的な強さを見せている。勝因は髙山、江越らによる超・強力打線にある。

佐藤も二軍合流後、相手投手にプレッシャーを与え続けているものの、ファンが求めているのは、そんな姿ではないはずだ。

「甲子園球場にラッキーゾーンを復活させる話が再燃しています。外野フェンスから5メートルくらい前に鉄柵を設け、球場を狭くしてチーム本塁打を量産させようと」(同)

佐藤が復活すれば、そんなものは必要ない。開幕投手の藤浪晋太郎も、二軍暮らしが板についてきてしまった。16年ぶりに優勝しても、ファンは心底から喜べそうにない――。

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