ポケットから出した〝ひみつ道具〟が勝利の秘訣?
9月12日、カーリング女子の北京五輪最終予選代表決定戦が行われ、平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが勝利した。とはいっても、試合はまれに見る接戦。対戦相手の北海道銀行は絶好調で、ここに至るまで国内外の大会で、ロコ・ソラーレは苦杯をなめてきた。
「代表決定選は5回戦制で、先に3勝したチームが勝利する方式でしたが、北銀が先に2勝を挙げました」(スポーツ協会担当記者)
王手をかけられた第3戦から3連勝して、逆転で代表に決まったロコ・ソラーレ。これで12月にオランダで行われる北京五輪最終予選の出場権を獲得したが、スキップの藤澤五月は試合中に厳しい表情を浮かべ、何度も下唇を噛んでいた。
しかし、そんな藤澤の悔しそうな表情を中継局がアップで映し出したとき、同時に〝奇妙なもの〟が確認された。右手の甲に数字の羅列と、なぜか「ドラえもん」の5文字とイラストが書かれていたのだ。
メンタル的にも追い込まれていた!?
「勝負を左右するブラシにも、ドラえもんのシールが貼られていました」(同)
手の甲を見直してみると、縦に36、54、73、12の数字。こちらはスコアなどの計算値なのだろう。しかし、藤澤がドラえもんファンでブラシにシールを貼るほど好きだったとは、これまで聞いたことがない。
「試合会場ではメディアも確認できず、中継を見ていたファンが気付いただけでした。藤澤自身もドラえもんについて特に話をしていません」(同)
しかし、関係者によれば、藤澤たちは「開運」「運の変え方」をスマホ検索するなど、メンタル的にも追い込まれていたそうだ。
最終戦の第7エンドでは、どちらのストーンが近いのかが分からず、測量器が運び込まれた。結局、ミリ単位でロコ・ソラーレに軍配が上がり、これが逆転勝利につながった。
まさに薄氷の勝利だったわけだ。ドラえもんのひみつ道具を使ってでも、勝ちたい心境だった?