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井上裕介は“ノーダメージ”も伊藤健太郎は致命傷…自動車事故で差が出る芸人と俳優

井上裕介
井上裕介 (C)週刊実話Web

2017年10月13日、ピン芸人の土田晃之が自動車事故を起こしたことを覚えているだろうか。当時、あまり報道が大きくなかったため、記憶から消えていたという人も多いのでは。

「土田は同日午後7時25分ごろ、東京都江東区の路上でワゴン車を運転中、Uターンをしようとしたところ対向車と衝突。双方にケガはなく大事には至りませんでしたが、ネット上ではバッシングも起きました。というのも、彼はレギュラー出演する『バイキング』(フジテレビ系)で芸能人の不祥事を辛辣に斬っているため、『ブーメラン』『人に厳しく自分に甘い』と反発が湧いたのです。また、番組での生謝罪で『事故の報道の話題を聞いて、僕が一番ビックリしています』と他人事だったのも批判を強めました」(芸能誌記者)

一部ではこれを機に干されるのではとも予想されたが、知っての通り、現在まで特に仕事へ影響はない〝ノーダメージ〟状態。このように、芸人の自動車事故は他のジャンルに比べて軽んじられる傾向にある。

12年11月7日、『ハリセンボン』の近藤春菜が渋谷で路線バスと接触事故を起こし、翌日に自身のブログで謝罪を表明。交通機関相手とあって多くの利用者に迷惑をかけたが、特に仕事が減ることはなく、16年には『スッキリ』(日本テレビ系)のサブ司会に就任。順調な活躍を見せている。

ひき逃げでも明暗分かれる“俳優”と“芸人”

16年末にひき逃げ事件を起こした『NON STYLE』井上裕介も、一時的に活動自粛の謹慎を余儀なくされただけで、復帰後はそれまでと変わりなく各メディアに露出。むしろ事故をネタにする神経の図太ささえも見せており、芸能生活への影響はほぼ皆無だ。

『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で政治・社会に鋭いコメントをしている大竹まことも、過去には自動車事故を起こしたことが。1996年8月、男女2人が乗ったオートバイと衝突し、男性は搬送後に死亡、女性も全身打撲と足の骨を折るという最悪の結果となった。当時、大竹は番組をすべて降板するも、遺族の両親が復帰を希望したこともあってわずか2週間の謹慎に留まる。警察も大竹の過失を否定、むしろ救護義務といった事故対応を評価しているが、生き死にに関わっているだけあって後味は悪いだろう。

「このように、芸人は事故を起こしてもノーダメージか、一時的な謹慎で終わるパターンがほとんど。飲酒ひき逃げによって芸能界を引退した元『モーニング娘。』の吉澤ひとみ、昨年の事故で人気俳優から無職状態になっている伊藤健太郎と比べても、〝ダメージ〟は格段に少ないと言えます」(芸能ジャーナリスト)

笑いに変えればすべてが許されるだけあって、不祥事のイメージダウンもプラスに変えやすいのだろうか。

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