社会

Apple新製品発表会で“信者”騒然の演出「最終解脱への近道をありがとう」

(画像) WAYHOME studio / shutterstock

日本時間9月15日午前に行われた、米Appleの新製品発表会。この全世界注目のイベントに、かつて存在した〝某有名カルト団体〟を想起させるシーンがあったとして、日本のネット上が密かにザワついた。

問題のシーンがあったのはイベント中盤。同社のスマートウォッチ製品・Apple Watchの新モデルを紹介するVTRでのことだった。映像の冒頭では、ニューモデルの新機能としてテニスの打球やゴルフスイングなど、さまざまなスピードが計測できることが紹介される。さらに、瞑想に似た「マインドフルネス」に重点を置いた新OSにより、太極拳やピラティスでのデータ測定もより正確になるという。

この紹介に挟まれたのが、Apple Watchを着けた若い女性が座禅を組みながら瞑想を行う様子。しかし何と、この女性は座禅を組みながら宙に浮いており、ナレーションで「ちょっと待って、宙に浮いてるの分かってる?」とツッコまれるのだった。

「知っててやったらかなり悪質だぞ」

女性がカメラを見つめてニコリとすると、ナレーターは「ごめん、気にしないで」と邪魔したことを謝罪。女性は再び目をつむると、座禅で宙に浮いたまま瞑想を続けるのだった。

時間にすると数秒だったが、座禅を組みつつ宙に浮くというこの光景は、かつて存在した日本の新興宗教団体で行われていた〝空中浮遊〟にウリふたつ。発表会の生中継を見ていた人々もこれには驚き、ネット上には、

《Apple やめろよwww》

《唐突過ぎて草》

《これでAppleが空中浮遊に謝罪文出したらそれはそれで面白い》

《座禅で空中浮遊って…まさか》

《最終解脱への近道をありがとうティムクック》

《これAppleが知っててやったらかなり悪質だぞ》

などといった反応が相次いだのだった。

日本の事情に疎い担当者が、知らず知らずに際どい表現を入れてしまったのだろうか…。

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