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六代目山口組と池田組の対立再燃――岡山市警戒区域解除で危ぶまれる…

(C)週刊実話Web

警察当局は取り締まりを強化する反面、異例の対応をとっており、関係者からは疑問の声が上がっている。

六代目山口組と神戸山口組は昨年1月、特定抗争指定団体に指定され、組員5人以上の集結を禁止するなど、活動を厳しく規制する警戒区域が設けられた。徐々に拡大され、現在では10府県20市町に及ぶ。

その中にある岡山市は、昨年5月に神戸山口組傘下だった池田組の前谷祐一郎若頭が、大同会(森尾卯太男会長=鳥取)の最高幹部に銃撃された事件を受けて、岡山県公安委員会が警戒区域に定めた経緯があった。ところが、その岡山市の指定を延長せず、期限となる10月6日までに解除する方針を固めたというのだ。

「池田組は昨年7月に神戸山口組を脱退して実際には一本独鈷になっとるが、警察は独立団体と見なせば暴対法から除外されるもんやから、ずっと神戸山口組傘下のままとしてきた。けど、その後に六代目山口組との対立事件が起きとらんいう理由で、岡山市を解除して池田組を独立団体に指定するようや。事件が起きとらんだけで、六代目側と池田組が対立関係にあるのは変わっとらんのに…。おかしな話や」(ベテラン記者)

今後も対立の危険性は高いと思うで…

また、9日までには岡山市が池田組本部の使用を巡り、岡山地裁に使用禁止を求める仮処分を申し立てていたことが判明。これによって、岡山市が警戒区域解除になったとしても、池田組本部での活動は不可能になるとみられる。

「本部使用禁止の仮処分申請かて警察主導やろうし、それやったら、はなから警戒区域も解除せんほうがええのにな。上と現場の考えに、温度差があったのかもしれんが…。池田組では分裂直後に髙木昇若頭が射殺されとるし、両組織が〝和解〟したわけでもないんやから、今後も対立の危険性は高いと思うで」(同)

岡山市内には六代目山口組・二代目大石組(井上茂樹組長)も本拠を構えており、分裂直後に大石組本部で六代目側の会合が行われた際、神戸側との衝突を懸念した岡山県警が、厳戒態勢を敷いたこともあった。

「双方とも岡山市内で複数の組員が集まれるようになるわけやから、突発的な衝突かて起きかねん」(同)

波紋を呼ぶ岡山市の警戒区域解除。対立の再燃は避けられるのか――。

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