若きレーサーの登竜門といえる『プレミアムGⅠヤングダービー』が、9月21日よりボートレース徳山で開催される。この6日間について、じっくり展望していきたい。
有力どころを列挙すると近江翔吾、永井彪也、上條暢嵩、馬場剛、羽野直也、仲谷颯仁、関浩哉、大山千広、吉田凌太朗、上田龍星、吉田裕平、栗城匠、板橋侑我、宮之原輝紀といった面々。やはり中心は、SGにも出場している格上組だろう。
その中でも永井は、過去13回SGに出場し準優勝1回と、実績は出場選手の中では抜けている。今年は戸田のGⅢイースタンヤングを制するなど、ヤング戦では一目置かれる存在。また、昨年は5度の優勝を飾り、今年はSGオールスターで準優3着と大いに見せ場を作った上田も侮れない。
女子の戦いぶりも見逃せない
そして、ヤング戦の中でも新興勢力として名前を挙げたいのが畑田汰一。レベルの高い埼玉支部の中でひと際光る活躍を見せているのだ。今年7月から初のA1級に昇格し、9月の宮島GⅠで記念に初出場。いきなり勝利を挙げて水神祭を飾るなど、大物感も十分だ。
さらに、女子の戦いぶりも見逃せない。前記の大山を中心に渡邉優美、松尾夏海、中川りな、高田ひかる、中村桃佳、倉持莉々、西橋奈未の8人が出場。開催に華を添えるのは間違いないが、特に大山、渡邉、中村は、男子相手でも互角以上の評価が必要。優出戦線をどう勝ち上がっていくのか、興味津々である。