女子アナから女芸人に転身!『美女ざんまい』~お笑い芸人・小林アナインタビュー

――つまり、処女だった。

小林アナ はい。「そういうことをしたいんだったら付き合って」と言うと、フラれちゃうんです(笑)。

――好きになるタイプに偏りがあったのでは?

小林アナ そうですね。結構、グイグイ来てくれる人が好きでした。でも、そういう人には騙されるというか、いざ好きになると、フェードアウトされちゃう。

――もてあそばれ体質?

小林アナ 昔はそうでした。惚れっぽいので、1回きりの関係で終わることも多かったです。

――女子アナ時代は?

小林アナ 女子アナになってからも、社内恋愛に失敗するなど色々ありました。先輩の記者とお付き合いしていた時なんて、「飲みの席でうるさすぎる」という理由だけで別れられました。私、いつもボンヤリした理由でフラれちゃうんです。自分のどこが悪いのかが分からない。確かにちょっと面倒くさいところはあると思います。電話に出てくれない彼氏に30分で100回かけ続けたり(笑)。

――それは引くなぁ。

小林アナ でも、その人もひどいんですよ。デートの待ち合わせに来ないから心配で電話したのに、ようやく出たら「とりあえずウチに来なよ」って。家で彼がシャワーを浴びてる間に怪しいなと思い彼の携帯を覗き込んだら、私からの着信履歴がズラーッと。でも、その登録名が「NO.5」だったんです。私、5番目の女でした(笑)。

――当然、キレた?

小林アナ というより、何人中の5番なのかが気になりましたね。5人中の5番だったらイヤだけど、100人中の5番なら結構上位じゃん、みたいな(笑)。

ノープランでオーディションに突撃!

――なぜ芸人を目指した?

小林アナ 番組にゲストでタレントさんが来ても、私の方が前に出たくなっちゃうんです。ニュースを読むより、ウケを狙いたい…そういう気持ちが芽生えてきてしまった。そんな時にタレントのパンチ佐藤さんが来られて、そのリアクション芸に感銘を受けました。トマト畑に入り「みなさんトマトです、赤い!」という、見たままのレポートでしたが(笑)。テンションだけで人をこんなに笑わせるのは凄い! と衝撃的でした。それで私も東京で勝負したくなり、退社しました。

――何かツテでもあった?

小林アナ いいえ、ノープランです。とりあえずお笑い養成所を調べたら「ヒューマンアカデミー」というところにたどり着いて、半年に1回行われるオーディションでサンミュージックに拾ってもらった感じです。

――当時から女子アナあるあるのようなネタですか?

小林アナ そうですね。でもある時、お付き合いしていた某芸人さんのアドバイスで、今のようなテンション芸まで幅が広がりました。喋りの中に歌ネタみたいに「なんていうのはウソ」というセリフが入るネタです。♪友だちの結婚式に招かれて頼まれるのは司会じゃなくて余興…しかもドンずべり~みたいな。

――そういえばサンミュージックにはすべり芸や一発屋が多いですね。すべるのはどういう気分?