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『TOKYO MER』続編ニオわせ!? 「1億円の改造車お役御免もったいない!」

画像: Khosro / shutterstock

TBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』最終話が9月12日に放送され、平均世帯視聴率19.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。今クール断トツのヒットで有終の美を飾った。

「医療ドラマですが、これまでの病院内で難手術を成功させる内容とは一線を画しています。医師や看護師、技師などの医療スタッフがチーム一丸となって事故現場に向かい、その場で治療、手術を行う。主人公1人のヒーロー、ヒロインの話とは大きく違いました」(ドラマライター)

チームMERは東京都知事・赤塚梓(石田ゆり子)の命令で作られた。最新鋭の機材とオペ室を備える専用車両『ERカー』を持ち、現場に直行して処置、あるいは手術を行う。都知事嫌いの厚生労働省の白金眞理子大臣(渡辺真起子)がチームをつぶそうと画策。それでも活動を続けていくという物語だ。

「最終回前の第10話では、MERのチーフ医師・喜多見幸太(鈴木亮平)の実の妹、涼香(佐藤茉里)が、かつて喜多見が助けたテロリストであるエリオット・椿(城田優)の手で殺されてしまう。喜多見は失意のどん底でMERを辞める決断を下してしまいます」(同・ライター)

抜け殻のような状態になった喜多見をあざ笑うかのように、エリオットは都内でテロを実行。多数のケガ人が出ると、そこで喜多見は再び立ち上がる。研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、看護師・蔵前夏梅(菜々緒)とともに、テロ現場でケガ人救助を行い、再びチームはまとまっていく。

テレビ朝日の『ドクターX』のように

しかし、一方で警視庁特殊部隊はエリオットの潜伏先を突き止め銃撃。エリオットは瀕死の重傷に…。

「エリオットが倒れる現場に喜多見らが現れる。弦巻らは、助けるのをやめようと進言する。喜多見は『われわれの使命は人の命を助けることだ』と仲間に語り、エリオットを救命。ドラマはそこで終了したのです」(テレビ雑誌編集者)

この終わり方、実にうまいという。

「続編はありますね。エリオットが死んだかどうかも不明。それに『TOKYO MER』も紆余曲折を経て、厚生労働省も認める正式な医療チームとして認可。続編があるのは普通。何よりERカーは制作に6カ月、8トン車を1億円かけて改造したといいます。たった1作だけのために、こんな車は作らないでしょう。テレビ朝日の『ドクターX』のように年1回、定期的に放送する連続ドラマに育てるつもりかもしれません」(同・編集者)

これだけの視聴率なら、やはり続編や映画化の可能性は大きそうだ。

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