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大相撲宮城野部屋“コロナで全員休場”横綱・白鵬には渡りに舟か…

白鵬
白鵬 (C)週刊実話Web

横綱・白鵬が所属する宮城野部屋が揺れている。秋場所(9月12日初日、両国国技館)を控えた9月1日、新型コロナウイルスの感染者が出たのだ。

「感染したのは、初土俵からわずか8場所で十両入りした注目の北青鵬。身長が2メートルもあり、文字通り大物です。感染経路は不明ですが、白鵬らも同じ土俵で稽古しており、部屋の力士全員の秋場所全休が発表されました」(スポーツ紙大相撲担当記者)

今年1月の初場所前には白鵬が感染し、部屋全体に全休処置が取られた。これが二度目のコロナ禍になる。

先場所、相撲内容には問題があったものの、全勝優勝して引退危機を脱しただけに、何ともやるせない災いに直面したものだが、皮肉な見方をする協会関係者は多い。

「むしろ休場は、渡りに舟じゃないの」

確かに、優勝して休むというのが、白鵬のこの3年近くのパターンだ。優勝して疲れた体をじっくり癒やし、また優勝する、という繰り返しだ。

照ノ富士との横綱対決は持ち越し…

「優勝して当たり前」との声も少なからずあったのは事実だが、実は今回のコロナ禍前から、すでに奥の手を使いそうな予兆はあった。

というのも、8月23日から4日間、両国国技館内の相撲教習所で合同稽古が行われた際、後半の2日間は白鵬も姿を見せた。しかし、ぶつかり稽古で胸を出しただけで、肝心の相撲は一番も取らず、古傷の右ヒザの状態を聞かれると、「日によりますね。その日によって良くなったり、悪くなったり」と言葉を濁していたのだ。

調整の遅れは明らかだったが、それよりもやる気、闘志のなさが目立った。

今場所の目玉は新横綱の照ノ富士。先場所は何とか白鵬が、反則まがいのひじ打ち、かち上げで退けたものの、今場所は雪辱を期して待ち構えていた。ファン期待の対決だったが、もしかすると最初から逃げるつもりだったのかもしれない。

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