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大谷翔平の争奪戦が水面下で…規格外の新年俸「最低でも55億円!」

(画像) kurhan / shutterstock

5年総額2億5000万ドル(約274億円)が交渉のスタート地点に!? ア・リーグMVPの有力候補で、投打のダブルタイトル獲得も見えてきた〝二刀流〟大谷翔平の去就問題がアメリカで話題になっている。

とはいえ、大谷は今年2月にエンゼルスと「2年総額850万ドル」(約9億3000万円)で契約したばかりなのだが…。

「メジャーでは、本当に残ってほしい選手に対し、契約期間中に新契約を提示します。珍しいことではありません」(スポーツ紙記者)

複数年の場合、契約延長は最終年に話し合うケースも多いが、大谷は2年契約の1年目。また、総額274億円を年俸に換算すると約55億円。これは投手としても野手としてもメジャー史上最高額。規格外の交渉が始まるだろう。

「大谷は2年契約の1年目ですが、去就がアメリカのファンの関心事になっています。理由は、エンゼルスは大活躍を続ける大谷の高騰していく年俸分を払えるのかどうかという点。補強費は潤沢ですが、投打ともに活躍しているとなれば2人分、それもタイトル争いを繰り広げるほどの活躍で、経済誌も特集を組むスター選手なので」(米国在住ライター)

「交換要員なんて、いるのか?」

話は7月30日にさかのぼる。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMがテレビ局の試合中インタビューに出演し、こんな質問を受けた。「打って投げられる選手のトレードは?」と――。大谷のことだ。

「エンゼルスはすでに優勝争いから脱落しています。下位に低迷するチームは主力選手を放出し、翌年に向けて若手中心のチームに作り直すのがセオリーです。優勝を争うチームは下位球団の主力選手をトレード補強します。時期的にトレード期限ギリギリだったので、大谷のトレード放出も噂されていました」(同)

ファンが最も聞きたかった質問だ。ミナシアンGMは否定したが、「実現の可能性が1%でもあるならトレードを申し込んできた相手球団のアイデアを熟考する」と意味深なセリフも残していた。それに対する米国ファンの反応も興味深い。

「大谷と釣り合う交換要員なんて、いるのか?」

55億円が交渉のスタートラインということは、もっと高額になるはず。ちなみに、現役最高野手と称され野手部門で年俸1位のトラウトは3712万ドル(約41億円)。大谷がそれを抜く。

交換要員がいない選手――。二刀流伝説は、どこまでも膨らんでいく。

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