9月6日放送のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、お笑い芸人の伊集院光が、Amazonプライムで配信中の番組『ザ・マスクド・シンガー』での水原希子やパフュームの発言に、「大根っぷり、茶番感がスゴい」と猛ツッコミした。
同番組は9月3日から配信がスタートした音楽バラエティー。2015年から韓国・MBCで放送されている『覆面歌王（キング・オブ・マスク・シンガー）』の日本版で、これまでに計50か国でリメークされるほどの人気を博している。
『ザ・マスクド・シンガー』は、芸能界やスポーツ界などさまざまなジャンルから有名人12名がマスクをかぶって登場し、パフィーマンスと歌声を披露。パネリストはそれらをヒントに、覆面パフォーマーの正体を推理する。この日の放送では、大物女性演歌歌手がマスクをかぶり、アニメ『鬼滅の刃』のオープニング曲『紅蓮華』を歌ったが、歌声で最初からバレバレ。しかし、ここからパネリストたちの〝茶番〟が始まった。
司会の大泉洋が「誰だろうね、これ？」と振ると、まずはパフュームが「お酒を飲まれるっていってたんで杉田かおるさんかな？」などとわざとらしく回答。他にも「藤あや子さんかな？」などという声が上がる中、さすがに気が引けたのかバカリズムが「〇〇さん（番組では実名）かな」と核心を突くと、ギタリストのMIYAVIが、そんな大御所が出てくるかなといった趣旨の反論で打ち消す。するとパフュームはすかさず「それもありますよね～」と賛同したのだ。
「とぼけ方の、大根っぷりが凄いのよ」
一連の〝茶番劇〟を見たという伊集院は、「司会が大泉洋さんで、『誰だろうね、これ？』って。『スゴい上手だけど、誰だろう？ 誰だろう？』っていう人たちが、パフューム、水原希子、バカリズム、MIYAVIっていうギタリスト。こういうメンバーなんだけど、この『誰だろうね？』のとぼけ方の、大根っぷりがスゴいのよ。ヤバイんだって。視聴者として言わせてもらうよ。間違いなく〇〇（番組では実名）だよ、100％。150％、〇〇だよ(笑)」と指摘。「これだね相当なもんなんだよ。この茶番感と、一生懸命さが、『いくらかかってんだ？』っていうレベルの中で、ずーっと繰り広げられてて」とお得意のシニカルな態度で切り捨てた。
いくらお約束があるバラエティー番組だったとしても、あまりにも出演者のわざとらしいやり取りに、さすがの伊集院も一言呆れ果ててしまったようだ。