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巨人“放出組”澤村拓一&長野久義&内海哲也「呼び戻し」再集合

「原監督は、週の半分ずつを東京と広島で暮らす、長野夫人の下平さやかさん(テレビ朝日アナウンサー)を常におもんぱかっているそうですから。巨人は、内川は広島が有力という情報を得ているようで、過去、内川が横浜からFA宣言した際も最初に名乗りを挙げたのが広島でした。現巨人の野手総合コーチを務める石井琢朗氏同様、現役引退後はコーチとして残し、ソフトバンクで培った選手育成のノウハウを吸収する狙いもあります。逆に言えば、今オフ、長野がFA宣言し、巨人に戻ることを想定しているのかもしれません」(同・解説者)

炭谷の人的補償で西武に身を置く内海だが、相次ぐ故障で、移籍1年目の昨季は一軍登板ゼロ。今季はここまで4試合に先発し、9月2日には743日ぶりの西武移籍後初勝利を手にしたばかり。本人は40歳まで現役を続ける考えだというが、西武球団の財政事情もあり、先行きは見えない。

「その点、七度の二桁勝利、二度の最多勝を挙げた巨人なら貢献度が高い。球団は『いつの日かジャイアンツに戻ってくれることを期待します』と送り出し、『一回りも二回りも大きくなって戻ってこられるようにしたい』と内海も応じた経緯もあり、原監督は引退の花道を考えているハズです。次期監督が有力な阿部慎之助二軍監督と長年バッテリーを組んだことからも、入閣は確実。FA権は行使せず、金銭トレードが落とし所でしょう」(前出のスポーツ紙記者)

巨人が密かに願う澤村拓一の海外FA不発

ロッテの澤村にはサプライズの「海外FA宣言、巨人出戻り説」が囁かれている。コントロールに難があるとはいえ、「最速157キロ、145キロ前後スプリット」の実力はメジャーのリリーフ投手でもトップクラス。17年にオリックスからダイヤモンドバックスにFA移籍した平野佳寿が2年6.3億円。昨オフ、巨人からブルージェイズにポスティング移籍した山口俊は2年約6.9億円。それと比較しても、今季の年俸が1.5億円(推定)の澤村はお買い得。倍増が予想され、マネーゲームになれば、ロッテは慰留できない。

その上で米球界と交渉後、不発に終われば、日本球界復帰が浮上する。そこが巨人の狙いだという。

「手っ取り早いのは、今オフ、ロッテからFA宣言した上での巨人へのUターンですが、それだと新たな人的補償問題が発生します。もともと澤村はメジャー志向が強く、中央大時代にはメジャーの複数球団からオファーがありました。好条件でメジャーへの移籍が決まれば、それはそれでいい話。原監督の肩の荷は降ります」(同・記者)

今年はコロナの影響で巨人の優勝セールは行わないが、代わりにドラ1戦士たちをまとめて呼び戻し、再集合ともなれば、ファンにとっては何よりの優勝プレゼントになる。

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