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木村拓哉「工藤静香との不仲説」「SMAP再結成」浮上…独立発表が噂される時期

ジャニーズ事務所
ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

日本のエンターテインメント界で半世紀以上にわたり権勢を誇ってきたジャニーズ事務所の瓦解が始まった。〝アラフィフのアイドル〟として圧倒的な存在感を示し、ジャニーズきってのナンバー1アイドルといっても過言ではない元『SMAP』の〝キムタク〟木村拓哉に独立移籍話が浮上しているのだ。情報の発端となっているのが8月14日、メリー喜多川こと藤島メリー泰子名誉会長(享年93)が肺炎のために都内の病院で死去したこと。

「メリーさんはジャニーズ事務所を、一昨年に亡くなった実弟のジャニー喜多川氏と二人三脚で築き上げ、数々のトップアイドルを育て上げてきた最大の功労者です。テレビ界からは〝芸能界の女帝〟として恐れられた一方、所属タレントには厳しくも優しい〝ジャニーズの母〟として慕われる存在だった。中でも、キムタクはメリーさんの寵愛を受け、本当にかわいがられていました。仕事においても、すべて彼の希望通りに事が運んでいたのはメリーさんの指示があったからです」(ジャニーズ事情通)

メリー名誉会長という大いなる庇護者を失った木村。ジャニーズ事務所内において微妙なポジションに立たされているのだ。

「知る人ぞ知る話だが、メリー名誉会長の娘で現ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏と木村は、昔からコミュニケーションを取ったことがほとんどありません。ソリが合わないというか、性格的に相容れないようです。加えて、事務所副社長で後輩でもある滝沢秀明氏はジュリー社長の懐刀です。すでに今後のジャニーズ事務所の運営、プロデュース面をすべて任せる腹積もりなんです」(芸能プロ関係者)

もちろん、木村にとって10歳年下で後輩の滝沢体制にシフトしたことが面白いはずがない。

「滝沢とは過去に何度かぶつかっているんです。そのキムタクを擁護し、何かと庇ってきたのがメリーさんだったわけです。ジャニーズの長男として持て囃された近藤真彦が不倫スキャンダルで墓穴を掘り失脚した。SMAP独立騒動時にジャニーズ残留を早々に表明した功績もあり、キムタクは幹部待遇。つい最近まで、キムタクの下に先輩の東山紀之らがぶら下がっている状態だった」(前出・ジャニーズ事情通)

かつて隆盛を誇り、芸能界で我が世の春を謳歌していた多くの先輩タレントらが突如、事務所からハシゴを外され没落していった様子を目の当たりにしてきた木村。これから滝沢体制が盤石になれば、うるさ型の年長者がパージされるのは世の常。次は自分が冷や飯を食わされる番ということを木村は肌感覚で分かっているという。

“仮面夫婦”説が根強い木村と工藤

さらに、木村にとって悪夢として蘇ったのが2016年のSMAP解散騒動で悪評を被ったこと。中居正広、草彅剛、稲垣吾郎、香取慎吾が『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で生放送謝罪した際、木村のみが一夜にして〝裏切り者〟のレッテルを貼られ、人気が急落。世間やファンからも反感を持たれたのは記憶に新しい。

「あの苦々しい体験はいまだに夢に出てくるそうです。解散・独立騒動時、キムタクとメリーさんはハワイで密会し、幹部の椅子や仕事面で優遇することを条件にジャニーズ残留を決めたわけです。しかし、今となってはあの当時の約束も反故にされかねない。何よりもお世話になったジャニー喜多川さんも、メリーさんもこの世にいないわけですから。言わば、ジャニーズ事務所に彼が残る義理も大義名分も現時点でなくなったのです。昨今は、公正取引委員会のおかげでジャニーズもあからさまにテレビ局に対し圧力を掛けることができなくなった。絶好の潮時とキムタクは考えているようです」(同)

当然、退所した暁にはSMAP再結成の話も併せて浮上している。

「SMAPの名前は使用できないが、昨年3月にジャニーズから退社した中居正広を加えて香取、稲垣、草彅に木村が合流することは十分に想定できます。キムタクにとってファンからバッシングされたことは忘れられない黒歴史です。率先して動くはずです」(同)

木村の私生活にも大きな変化が囁かれている。

「妻の工藤静香との不仲説です。今や彼女の関心は娘でタレントのKōki,のプロデュースです。生活のすべてが娘中心なんです。木村が受ける仕事もKōki,のイメージに合うかが最優先されるそうです。芸能界では〝完全な仮面夫婦〟と見られている。〝それぞれにパートナーがいる〟という話まであり、写真誌や女性誌のカメラマンや記者らが必死になって張り込みをしているが、なかなかシッポを掴めない状態なんです」(夕刊紙記者)

木村の“決断”に続く若手が続々と…

そもそも、木村がジャニーズ事務所を離れた場合、引き取り手や仕事のオファーはあるのか。

「引く手あまたといった状態です。木村なら10億円の移籍金を提示する事務所が出てきても不思議ではない。完璧に元金が回収できるタレントですよ。事実、俳優としての評判は物凄くいい。台詞は事前に完璧に覚えてきて、NGが少ないことでも有名です」(制作会社プロデューサー)

演技力はさておき、制作現場において「木村の悪い評判をキャッチしたことがない」と言われるほど礼儀正しいという。

「業界関係者のファンも非常に多いんです。ADや監督に対して分け隔てなく付き合う。今年放送されたスペシャルドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ系)の老教官役は前作以上に高評価だった。しかも、視聴率はしっかり取っている。9月には主演映画『マスカレード・ナイト』が公開される。2022年にはドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)や、Huluの国際ドラマ『THE SWARM』が世界同時放送と配信の予定。23年にはドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)の主演も内定した。話題作に出演するだけでなく、しっかりと結果を出すことでも業界人との信頼関係が構築されているんです。木村の主演作で大コケなんてのは、聞いたことがありません」(制作関係者)

木村人気の高さをあらためて説明するまでもないが、テレビ関係者が危惧するのは今後のジャニーズ事務所の運営。木村の独立話に触発される形で、ジャニーズからの退所を表明するタレントが続出すると想定されているからだ。

「まず木村が影響を与えるとされるのが若手チーム。『King&Prince』の平野紫耀や岸優太は身に着けているロレックスが木村と同じデイトナ。『A.B.C-Z』の河合郁人や『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔は木村の一挙手一投足を目標にし、頼み込んで私服をもらっている。毛先を遊ばせたロン毛スタイルは木村が元祖であることは言うまでもない。こうした若手らに精神的ダメージを与えるはずです。木村に続く可能性も出てきます」(芸能プロ幹部)

今年3月末でジャニーズ事務所を退所した元『TOKIO』の長瀬智也も独立する際、木村に相談を持ち掛けていたといわれている。

「長瀬だけではありません。密かに退所を模索する『嵐』メンバーの二宮和也や大野智、『関ジャニ∞』の大倉忠義や『Kinki Kids』の堂本剛らも、木村に追従するかもしれませんよ」(前出・夕刊紙記者)

テレビ界で囁かれている木村の独立発表は来年3月頃。果たして、本当に木村の独立は実現するのか。〝待てよ〟の残留を含め、興味は尽きそうにない。

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