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演歌歌手/グラビアアイドル・望月琉叶インタビュー~「お尻がいいね!」と言われます

望月琉叶
望月琉叶 (C)週刊実話Web

アイドルユニット『民族ハッピー組』ではテクノポップ調の歌を、演歌歌手としてはしっとりと恋愛ソングを歌い上げる望月琉叶。おまけに、グラビアアイドルとしても活躍しているのだから、二刀流どころか三刀流!? いったいどんな子なのかと思ったら、意外や不思議ちゃんだったのです。

――子供の頃から演歌歌手になりたかったの?

望月 そうなんです。母が昔、演歌歌手を目指していて、叶わなかったその夢を私が受け継ごうと思いました。家では一日中演歌が流れていて、どっぷり演歌漬け。初恋の男性が美川憲一さんだったくらい(笑)。友だちとカラオケに行っても演歌ばかりで、「どうして?」と聞かれても好きだから平気で歌っていました。

――どういうきっかけで芸能界に?

望月 高校生の頃からオーディションを受け始め、大学4年でアイドル活動を始めたんです。

――演歌じゃなかった。

望月 はい。なかなかオーディションに受からなくて、歌手の夢は諦めて就活もしていたんです。ある会社から内定もいただいていました。でも、ちょうどその頃、今の事務所の社長から『演歌女子ルピナス組』(現在の『民族ハッピー組』)というアイドルグループへのお誘いを受けたんです。演歌をテクノ調にアレンジして歌うグループなのですが、名前に演歌が入っているからいいかなって。もしかしたら、グループで頑張ればソロの演歌歌手としてデビューできるかも…という期待もありました。

――とはいえ、演歌とアイドルではギャップがありすぎだったのでは?

望月 正直、ダンスもあまり得意ではないですし、他のメンバーがアニメ調の可愛い声なのに、私の声は低めで…。仕方なく、裏声気味で歌ってます(笑)。

――グループではピンク担当。衣装がピンクということ以外に、どんなキャラでやってる?

望月 ファンの方からは「不思議な感じだね」って言われます。自分では不思議ちゃんだと思いたくないんですけど、たぶんそうなんだろうと思います。皆さんが思う以上にアイドルアイドルしてないので…。

――というと?

望月 たとえば、ステージの上から「みんな~! 元気ぃ? 今日も楽しんでいこうねぇ!!」みたいにやるじゃないですか。両手をヒラヒラさせて登場するような。そういうことが苦手で、一応私もやりますけど、声はあまり出てないです。周りの子がしているのを見守るって感じですね。私は出すぎない方がいいかなと思っているので。

いやらしい目で見られるのも大丈夫

――一歩引いてる感じ?

望月 はい。岡本太郎の太陽の塔、みたいな。

――??? よく分かんないです(笑)。でも、アイドルだから握手会のようなイベントもあるでしょ? アピールが少なくて自分のところの列が短かったりしたら気にならない?

望月 それは気になりますよ。でも、メンバーが多いので、ほぼ毎月誰かの誕生月なんです。当然、そこが長くなりますよね。それと、「キャピキャピしてないところが好きだよ」と言ってくださるファンの方もいるんです。なので、私の立ち位置はこれでいいかなと…。

彼女が演歌女子ルピナス組に加入したのは2018年秋。グラビア水着デビューは20年に『ヤングジャンプ』で果たす。同年7月には演歌歌手として『失恋慕情/小夜時雨』でソロデビュー。今年4月にはセカンドシングル『面影・未練橋』をリリース。オリコンランキングの演歌・歌謡曲部門で2作連続の初登場1位を獲得した。

――グラビアはなぜ、やることに?

望月 グループとして8カ国で36公演しているんですが、インドネシアとかタイなど、ビーチやプールのある場所で水着の写真を撮ることがあったんです。それをファンの方が見て「いいじゃん。グラビアもできるんじゃない?」と。その声に押されて社長に相談したところ、やってみるか、となりました。スタジオモデルの経験はあったので、撮られることには慣れていたのかも…。

琉球艶歌/望月琉叶
琉球艶歌/望月琉叶/ラインコミュニケーションズ

――プロに撮られてみて、何か発見はありましたか?

望月 顔は左から撮られた方がいいけど、体は右からの方がイケてる気がします。クビレが推し。ファンの方からは「ああ、こんな体してたんだ。お尻がいいね」と言われるんですけど。

――アイドルの衣装も露出はあるけど、しっかりとは見られないから…。

望月 そうなんです。グラビアだと、マジマジと見られちゃいますね。

――嫌そうですね。

望月 いえ、嬉しいです。いやらしい目で見られるのも大丈夫。そこは、いい意味で鈍いんですかね(笑)。

顔はSっぽいけどMなんだと思います

望月琉叶のCDシングル面影・未練橋
望月琉叶のCDシングル面影・未練橋

――さて、新曲ですが聴きどころはどこですか?

望月 ひとことで言うと、『木綿のハンカチーフ』の望月琉叶バージョンです。離れ離れになった男女を繋ぎ合わせる心の架け橋という意味で『面影・未練橋』というタイトルになっています。サビの歌詞♪逢いたくて 心が 走ります あなたへ 走ります…の部分がグッときますよ。

――自分にも、悲しい別れの経験がある?

望月 ないです(笑)。25年間、彼氏がいたこともないので、友だちとの別れに置き換えるなど、自分なりに妄想しています。そういう妄想は大好きなんです。

――結婚をする妄想は?

望月 してみたことはあります。でも、向いてないと思いますね。完璧な奥さん像を求めすぎて、料理も家事も時間がかかってイライラさせちゃいそう。アイドルなので、今はファンの方が彼氏ですから。

――唐突にアイドルぶってきましたね(笑)。一応、好みのタイプだけでも聞いておこうか。

望月 穏やかな人がいいですね。たとえば突然、声を張り上げる人っているじゃないですか。苦手です。「私の寿命を縮めるなよ」と思っちゃう。私の顔はSっぽいんですけど、たぶんMなんだと思います。

――恋愛経験はなくても、そういう知識はあるんだ。

望月 知ってますよ。Mは「いじめてください」でSは「いじめたい」でしょ? ファンの方も私のことはMだと思っていて、「俺が(琉叶のことを)なんとかしてやるよ」みたいに、上から物を言ってくるんです。「だってお前はMだろ。知ってるんだから」みたいな。

――どう応えてる?

望月 うん、Mだよー。Mは望月のMって返してます。

――なんだか、じゃれ合ってるように聞こえる。

望月 あ、そうだ。じゃれ合ってるという表現がピッタリかも!?

望月琉叶◆もちづきるか 1996年7月15日生まれ。T153.5、B83・W58・H82。最新DVD『琉球艶歌』(ラインコミュニケーションズ)が発売中。9/8(水)けやきホール(東京・代々木上原)にて「コロムビア マンスリー歌謡ライブ2021」に出演予定。

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