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わくわく『地方競馬』情報~第28回アフター5スター賞/第58回東京記念

わくわく『地方競馬』情報~第28回アフター5スター賞/第58回東京記念
『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

晩夏の大井競馬では、今後を占う上で重要な2つの重賞レースが2夜連続で開催される。まずは、9月7日は『第28回アフター5スター賞』(SⅢ)だ。

短距離で持ち味を発揮する快速馬たちが集う1200メートルのスプリント戦。優勝馬にはテレ玉杯オーバルスプリント(浦和)及び東京盃(大井)の優先出走権が付与され、東京盃からJBCスプリントへ続く秋の短距離交流重賞に向かう大事な一戦となる。

大井の1200メートルといえば、一昔前までは先行馬が圧倒的に有利だった。しかし、ジョーメテオは2015年9番手、キタサンミカヅキは17年8番手、18年7番手、19年6番手から差し切り優勝。サブノジュニアは20年11番手から鮮やかに追い込むなど、差し馬にも十分チャンスがある。

過去10年間の1番人気馬の成績は【5・0・0・5】、2番人気馬は【1・2・1・6】と、決して人気通りに決まるというわけではなく、人気馬があっさり大敗することも珍しくない。

過去の優勝馬には名馬の名が並ぶ

ステップレースで注目したいのは、7月に船橋で行われた『習志野きらっとスプリント』だろう。もちろん、その上位組がそのまま好成績を残すこともあるが、大敗した馬も軽視はできない。16年優勝のルックスザットキル(10着)、15年2着のコアレスピューマ(7着)、12年のセントラルコースト(10着)など、右回りになり一変する馬もいる。

過去の優勝馬には、サプライズパワーやハタノアドニス、サトノタイガーなど名馬の名が並ぶ。今年も、ここをステップにトップホースへの道を歩む馬が誕生するのか、注目したい。

さて、翌8日には『第58回東京記念』(SⅠ)が開催される。1964年に開催された東京オリンピックを記念して創設され、第1回から変わることなく2400メートルで実施されている伝統の一戦だ。優勝馬はJBCクラシックの出走馬を決める選定の対象馬としてノミネートされるので、長距離馬にとっては秋冬へ向けて数少ないチャンスの場でもある。

ゴールまでの直線が長い外回りのコース。18年のシュテルグランツこそ逃げ切っているが、後方から追い込みがよく決まることを頭の片隅に入れておきたい。

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