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白鵬に横審もお手上げ!? 相撲協会も“腫れ物”扱いで反省なし

白鵬
白鵬 (C)週刊実話Web

9月12日からの大相撲秋場所(東京・両国国技館)を控え、いまだに尾を引いている問題がある。

横綱・白鵬が、先場所千秋楽の照ノ富士戦で見せた凄惨なひじ打ちや張り手、さらに勝った後のガッツポーズなど、横綱らしからぬ振る舞いだ。千秋楽翌日に開かれた恒例の横綱審議委員会では、7場所ぶりの復活優勝を評価する声より、この品位のかけらもない態度に対する批判が圧倒的に多かった。

「(白鵬は)勝つためには手段を選ばないという思いを抱いた人も多かったのではないか。これでは大相撲は廃れていくという深い懸念を共有いたしました」

矢野弘典委員長はそこまで言い切り、八角理事長に白鵬への厳重注意を約束させている。しかし、実際に白鵬を呼び出したのはその3日後、それも大麻使用の貴源治の処分を決める理事会の席だった。

白鵬は、師匠の宮城野親方とともに車でこっそり乗り付け、帰りもそのまま車で走り去り、何の反省の弁も述べなかった。まさにドサクサまぎれ。これでは白鵬が、どこまで痛みを感じているのか分からない。

SNSなどでは白鵬「擁護論」も

その後、SNSなどで《白鵬をあそこまで追い込んだのは、横審や相撲協会ではないか》という擁護論も飛び出し、横審の振り上げたこぶしは完全に空振りになってしまった。

おかげで白鵬は思う存分、優勝の余韻に浸ることができたが、東京オリンピックの柔道会場に現れるなど、新たな問題も引き起こしている。

「相撲協会は土俵外のトラブルが相次ぎ、これ以上、事を荒立てたくないというのが正直なところ。新横綱の照ノ富士は誕生したものの、まだ海のものとも山のものとも分からない。もう少し我慢するようです」(相撲担当記者)

8月25日の合同稽古の後、初参加した白鵬に報道陣から質問が飛ぶと、協会関係者が慌てて中に割って入って取材を打ち切った。いまや白鵬はすっかり〝相撲協会の腫れ物〟と化している。

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