本誌年末恒例の『女優濡れ場大賞』で前人未踏、2018年から3年連続受賞の快挙を継続中の二階堂ふみ。
最近は、透明感あふれる美肌を披露した日焼け止めクリームのCMが好評で、もちろんテレビで見る姿も悪くないが、やはり本領を発揮するのは映画だろう。
デビュー当初からスクリーンに思い入れが深く、必要とあればヌードになることも辞さない。初めて完脱ぎしてみせたのは、23歳のときに主演した『リバーズ・エッジ』(18年/キノ・フィルムズ)だ。何と、川辺の草むらでの〝合体〟シーンまで演じている。
二階堂の役柄は、母子家庭で暮らす女子高生。タチの悪い恋人・上杉柊平がいて、退廃的な青春を送っている。タバコを吸ったり、ドラッグに手を染めたり、当然ながらエッチもやり放題だ。
その1回戦は、古びたラブホテルのベッドが舞台。二階堂は大股開きになって、上杉から激しく突かれる。その際、バストトップがチラリと映るが、表情の方は無反応だ。その後、ソファに座ってテレビを見る。このくだりでは、キュートなお尻もバッチリ拝める。
2回戦が、お待ちかねの野外シーン。寒空の下、まずは唇を奪われるようなキス。次に、はいていたジーンズを脱がされて…。
しかし、またしても顔は無反応。むしろ醒めた表情で、上杉を眺めている。横柄な恋人には愛想を尽かしており、求められても無愛想に応じるだけなのだ。とはいえ、派手にあえぐより、このクールな感じがたまらない。
「二階堂が企画の段階から関わってきた作品で、フルヌードになったのも本人にその気があったから。頑張った甲斐なく興行的には大コケしたが、これ以降、彼女は当たり前のようにヌードになっている。エロ化のターニングポイントになった作品ですね」(スポーツ紙記者)
物議を醸すほどだった広瀬すずの汚れ役!
さて、二階堂が〝完脱ぎ〟を果たしたときと同じ、今23歳の女優といえば広瀬すずがいる。彼女の最新出演作は、吉永小百合と共演した『いのちの停車場』(21年/東映)だ。吉永が共演を熱望し、それに感激した広瀬は、台本も読まずにOKしたという。
この2人はデビューが14歳と同じなら、本格的な美人女優として歩んできた経歴も似ている。異なったところがあるとすれば、広瀬は17歳の若さで汚れ役に挑んでいることだろう。
その映画『怒り』(16年/東宝)で演じたレイプシーンは、思いのほか強烈なもので、広瀬が演じたことで物議を醸すほどだった。
広瀬が扮したのは、沖縄の離島に引っ越してきた女子高生役。彼女はあるとき、仲良しの少年と那覇市に映画を見に行く。その帰りに運悪く少年とはぐれてしまい、大人たちが酔いしれている盛り場へと迷い込む。
そこから立ち去ろうとした瞬間、米兵とおぼしき2人の白人に立ちふさがれる。そして、人影のない公園に無理やり連れ込まれ、凌辱の憂き目に…。1人が手で広瀬の口をふさぎ、上半身を押さえ込むと、もう1人が脚を押し広げて、白いパンティーを剝ぎ取っていくのだ。
広瀬は「助けて」と悲鳴を上げるが、2人はお構いなしに責め立てる。捨て置かれ、泥まみれになってピクリとも動けない姿が、何とも痛ましい。
「のちに広瀬が『やりがいを感じ、一番実感できた瞬間だった』と語っているように、得るものが大きかったようです」(芸能記者)
現在、広瀬は『怒り』で組んだ李相日監督と、また一緒に映画を撮っている。来年公開の『流浪の月』(ギャガ)で、9歳のときに誘拐事件の〝被害女児〟となった女性役。かなりハードな場面もあるというから、今から公開が待ち遠しい。
~Part4に続く~
「伝説の野外濡れ場映画」7選~Part4~
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