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千葉真一さん、息子・新田真剣佑&眞栄田郷敦との“夢”かなわず…悲し過ぎる理由

千葉真一さん
千葉真一さん (C)週刊実話Web

新型コロナウイルス感染による肺炎のため、8月19日に82歳で亡くなった国際派アクション俳優の千葉真一さんが、映画製作の夢を抱え続けたままだったことが明らかになった。

千葉さんと数多くの作品でタッグを組んだ故・深作欣二監督の長男で、演出家の深作健太氏が、「千葉さんが40年以上構想を温めていた映画への協力を依頼されていた」と、『スポーツニッポン』の取材に答えているのだ。

「タイトルは『ラブ・アゲイン』で、仲たがいしていた親子が、同じ痛みを共有したことで絆を取り戻していく物語だったそうです。JAC(ジャパン・アクション・クラブ)時代に聞いた話がベースだということですが、千葉さんも長男の新田真剣佑との確執が報じられていましたからね。実現したら、ご自身と真剣佑をキャスティングするつもりだったのかもしれません」(芸能記者)

水戸黄門エピソード・ゼロ

実際、『週刊女性』には、生前最後のインタビューで2人の息子との共演の夢を語っていたという。

「人気ドラマシリーズ『水戸黄門』をモチーフにした映画の企画書を映画会社に出しているとし、〝水戸黄門エピソード・ゼロ〟を作りたいと語った際、助さんと格さんは真剣佑と(次男の眞栄田)郷敦を考えており、2人も乗り気だと明かしていたんです」(同・記者)

この作品には「自信がある」とも語っていた千葉さんだが、こうした数々の企画が実現できなかったのには理由がある。

「千葉さんは、映画にかける情熱が強過ぎるあまり、金銭にまつわるトラブルも少なくありませんでしたからね。こうした映画製作の話に乗って出資したものの、お金が返って来なかった関係者も多い。このため、千葉さんの〝夢物語〟に資金を出して乗っかろうという映画会社や関係者は見当たらなくなっていたんです」(映画関係者)

天国で、深作監督や仕事仲間だった名優たちと、製作したかった映画を完成させるかもしれない――合掌。

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