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「24時間テレビ」来年ナシ!? コロナ爆発でも“強行放送”裏事情~銭で見えてくる『テレビ・芸能マル秘報告書』

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日本テレビ (C)週刊実話Web 

日本テレビが44年間にわたって放送してきた『24時間テレビ』が、今年で見納めになるかもしれない。

2021年夏、『24時間テレビ 想い~世界は、きっと変わる。』(8月21日、22日オンエア)は無観客にして東京・両国国技館から生放送した。日テレサイドが何よりも恐れていたのがタレント、特にジャニーズ事務所所属のメンバーへのコロナ感染だった。

「44回目も視聴率を取るために人気アイドルグループの『King&Prince』(平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太)をメインパーソナリティーに据え番組を展開した。もしも、新型コロナウイルスが番組関係者から発生し、タレントを巻き込むクラスターが発生した場合、来年度は放送中止、もしくは打ち切りという議論に発展しかねなかったのです」(日テレ関係者)

しかも、今年の『24時間テレビ』に関しては例年と違い、コロナ新規感染者が爆発的に増える中での生放送だった。

「スポンサーだけでなく、あらゆる方面から『このご時世に自ら人流の渦を巻き起こすような番組を放送するのは適当ではない』との声が日テレに集まっていた。この雰囲気は明らかに昨年とは違います。中継場所となる両国国技館には1000人近いスタッフが集まった。チャリティー番組の冠があるとはいえ、社会的にも道義的にも許されるのかグレーゾーンだったわけです」(日テレ編成関係者)

日テレ局員の士気はダダ滑り…

日テレサイドがここまで世間のひんしゅくを浴びながらも、あえて火中の栗を拾うが如く『24時間テレビ』の放送に踏み切った主な理由は広告料だ。

「テレビの広告収入は完全にネットに抜かれてしまった。さらに資生堂が今後はテレビへの広告費を90%カットし、ネットに投入する。こうした流れがスポンサー全体に拡大しつつあるわけです。『24時間テレビ』だけでも10億円の広告収入がある。批判されてもやる理由です」(事情通)

ただ、日テレ局員の士気はダダ滑りのようだ。

「広告収入激減は、『24時間テレビ』の放送だけでは、もうどうしようもないところまできているんです。来年4月以降、45歳以上の局員を対象に早期退職者を募るリストラ案も大筋でまとまったそうです。コロナ感染の恐怖に戦いながら年収は大幅ダウン。20~30代の本当に優秀な若手は斜陽産業となったテレビ局に愛想をつかし、転職活動を始めている。優秀な若手がいなくなることで『24時間テレビ』の放送はますます難しくなると思います」(宣伝部関係者)

果たして、『24時間テレビ』はどうなってしまうのか。愛は日テレまでは救えない?

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