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「生涯後悔するぞ」死刑判決を下した裁判長に工藤会(五代目工藤會)野村悟総裁が捨て台詞

工藤會・野村悟総裁(右)と田上文雄会長 (C)週刊実話 無断転載禁止 
工藤會・野村悟総裁(右)と田上文雄会長 (C)週刊実話 無断転載禁止

8月24日、福岡地方裁判所で足立勉裁判長が、4つの事件に関する殺人などの罪に問われた五代目工藤會の野村悟総裁に死刑、田上文雄会長に無期懲役の判決を言い渡した。

野村総裁と田上会長は、ともにダークスーツ姿で、入廷すると裁判官と弁護団にそれぞれ一礼。親族がいたためか、傍聴席に向けては笑顔を見せた。

しかし、それとは対照的に弁護団の表情は険しかった。

主文が後回しになった瞬間、報道記者たちが速報を告げるために法廷を飛び出す。その後も、記者たちは慌ただしく出入りしており、この裁判の注目度の高さを感じさせた。

2人が起訴されたのは、元漁協組合長射殺事件(平成10年)、福岡県警の元警部銃撃事件(同24年)、看護師刺傷事件(同25年)、歯科医師刺傷事件(同26年)の4件。いずれも実行犯との共謀を認定し、元漁協組合長射殺事件に関しては、「野村被告は首謀者として関与した」と指摘された。

「推認」という言葉を重ねた判決文

休廷を挟んだとはいえ、判決の読み上げは約4時間にも及んだ。野村総裁と田上会長は疲れた様子も見せず、判決理由を聞いていたが、閉廷が告げられた直後、裁判長に向かって野村総裁が「公正な判断をお願いしたのに」と不満を述べ、田上会長も「ひどいなあんた、足立さん」と同調。最後に野村総裁が「生涯後悔するぞ」と吐き捨てた。

〝国策捜査〟と言われた「工藤會壊滅作戦」からの野村総裁に対する死刑判決について、作家の宮崎学氏が言う。

「予想していた判決ではあったが、関係者たちは死刑判決に衝撃を受けている。検察の主張は厳密な証拠に基づいておらず、今日の判決公判の読み上げでも、福岡地裁は『推認される』という言葉を重ねていた。野村総裁の心中は察するに余りある。今回の死刑判決は、日本の捜査のあり方に疑問を抱かざるを得ない結果だ」

工藤會・野村悟総裁「独占獄中手記」に続く

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