経営再建中の大塚家具が10月28日、大塚久美子社長の退任(12月1日付)を発表した。親会社の家電量販店大手『ヤマダホールディングス』社長で、大塚家具会長の三嶋恒夫氏が社長を兼務する。
「業績が改善していれば居座ることもできましたが、2021年4月期業績予想で28億9000万円の大赤字。結局、家具にこだわり過ぎて、時代の変化についていけなかったのです」(業界紙記者)
〝かぐや姫〟こと久美子氏は「古い大塚家具ではダメ」と大ミエを切って創業者の父親を追放したものの、5期連続の赤字。辞任は本人の申し出とあるが、事実上のクビだろう。
ノンフィクションライターの窪田順生氏が言う。
「父親はゼロベースで始めて次々とやることがヒットした。久美子氏は生まれたときから英才教育を受け、エリート街道を歩んできた。きっと、彼女は父親みたいになりたかったんでしょうね。とはいえ、引き継いだときから会社は傾いていた上、やることなすことすべてが裏目に出た」
大塚久美子氏を“脱がせ屋”が放っておくハズない!
皮肉なことに、28日午後に久美子氏の社長辞任が伝わると、大塚家具の株価は終値でストップ高水準の前日比50円高の201円に跳ね上がった。お家騒動、経営悪化で企業イメージを悪化させた久美子氏が辞任し、ヤマダ主導の経営となって、将来に期待が持てる――そう考えた投資家の買いが入ったということである。
「同じ2代目社長という図式の企業に、通信販売会社の『ジャパネットたかた』がある。創業者は高田明氏。自らテレビ出演するなどやり手ですが、二代目の高田旭人社長は〝自分は自分、父親は父親〟。互いに認め合い、超えようという気持ちはない。そのせいか初代以上に業績好調です」(窪田氏)
経営者としては失格の烙印を押された久美子氏。しかし、捨てる神あれば拾う神ありで、〝脱がせ屋業界〟が久美子氏の美熟女ぶりを放っておくはずがないともっぱらだ。
こうなったら〝かぐや姫〟の裸一貫の出直しを大いに期待しよう。
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