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工藤会(五代目工藤會)野村悟総裁に死刑判決!指定暴力団トップに対しては史上初か

工藤會・野村悟総裁(右)と田上文雄会長 (C)週刊実話 無断転載禁止 
工藤會・野村悟総裁(右)と田上文雄会長 (C)週刊実話 無断転載禁止

8月24日、福岡地方裁判所の法廷がどよめいた。判決を言い渡す裁判長が、主文を後回しにしたためだ。

この日、4つの事件に関する殺人などの罪に問われた五代目工藤會の野村悟総裁と田上文雄会長の注目の判決公判が午前10時に開廷。裁判長が野村総裁と田上会長への判決言い渡しを冒頭で行わず、量刑の理由などから述べ始めたことで、厳しい判断が下されるものと思われた。

「野村総裁と田上会長は、元漁協組合長射殺事件(平成10年)、福岡県警の元警部銃撃事件(同24年)、看護師刺傷事件(同25年)、歯科医師刺傷事件(同26年)の4件で、殺人と組織犯罪処罰法違反(殺人未遂)などの罪に問われています」(地元記者)

国内で唯一「特定危険指定」を受けている工藤會トップらの裁判は、一昨年10月23日の初公判から、約1年5カ月にわたって審理され、今年3月11日に結審。検察は野村総裁に死刑、田上会長に無期懲役・罰金2000万円を求刑。野村総裁は初公判で「4つの事件、すべてについて無罪です」と述べ、田上会長も「関与も共謀もしていません」と無罪を主張していた。

しかし、足立勉裁判長は、野村総裁に求刑通りの死刑、田上会長には罰金なしの無期懲役を言い渡した。指定暴力団トップに死刑判決が下されるのは初めてとみられる。

六代目山口組の髙山清司若頭も面会

この裁判の行方は、ヤクザ業界全体から注目されていた。言うまでもない。「明日は我が身」になるかもしれないからだ。

「野村総裁の接見禁止が解けた昨年10月には、六代目山口組の髙山清司若頭も面会に訪れていた。生々しい話などはせず、2人は世間話に終始していたと聞く。それでも、拘禁生活の長い野村総裁を激励するための面会だったことは言うまでもないだろう」(前出・他団体幹部)

死刑判決が予想された今回の「工藤會壊滅作戦」について、ある他団体幹部は「国策としか言いようがない」と肩を落とした。

警察当局の強まる締め付け、司法の厳罰化によって、ヤクザ業界に新たな荒波が押し寄せようとしている。

工藤會・野村悟総裁「独占獄中手記」に続く

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