『嵐』ファンクラブ会費が“稼ぎ頭”になりそうなジャニーズ事務所の事情

今年いっぱいで活動休止する人気グループ『嵐』が、デビュー記念日の11月3日、新国立競技場で事前に収録したライブ『アラフェス2020 at 国立競技場』を配信した。「嵐」が同所で単独公演を行うのは2013年以来7年ぶりだが、新装となった同所で単独ライブを行うアーティストは、今回が史上初だ。

「10月24日に同所で事前収録を行ったのですが、隣接する神宮球場で開催されたプロ野球『ヤクルトVS中日』が、花火の煙と打ち上げられた風船で二度にわたって中断するハプニングがあり、両球団に謝罪するハメに。その際、なぜかメンバーたちのサイン色紙を持って行ったため、コレやるよ的な〝上から目線〟だなどと、ネット上でたたかれることになってしまいました」(音楽業界関係者)

終演後、メンバー5人はファンクラブ会員限定で生配信された動画にそろって生出演。その中で、グループのファンクラブが来年以降も存続することを発表した。

会費を取らないと120億円がフッ飛ぶ!?

「嵐」のファンクラブ会費については これまで支払えるのは12月分までという状態が続いていたという。松本潤は「知り合いの会員の方から〝日々カウントダウンしているようで寂しい〟という声を聞いていた。メンバーで協議を重ねた結果」と説明した。

「『SMAP』が解散した際、ファンクラブも解散。会員数は推定100万人で、年会費は4000円。つまり、一気に40億円がフッ飛んでしまったのです。ジャニーズはそのときのことで学習。『嵐』のファンクラブ会員数はその3倍の300万人といわれているので、会費だけで120億円。何としてもそれは死守しなければならない。今後、メンバー5人そろっての再結成があるか分からないにもかかわらず、ファンクラブ存続を決定したということでしょう。皮肉なことに、その会費が今後もジャニーズの〝稼ぎ頭〟となりそうです」(芸能記者)

結局、「嵐」の活動休止の穴埋めは難しかったようだ。