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白鵬の焦りと反発? “名古屋場所千秋楽での厳重注意”騒動のウラには…

白鵬
白鵬 (C)週刊実話Web

8月4日、新横綱の照ノ富士に新たな朗報が届いた。日本国籍を取得したことが告示されたのだ。

日本に帰化すれば、引退後も親方(年寄)として相撲協会に残留できる。照ノ富士は「自分が相撲人生の中で学んできたものを、また次に伝えていけるチャンスをもらった」と喜びをかみしめた。

日本名の姓は師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)と同じ、「杉野森」を名乗る。しかし、気になるのは2年前に日本人になった白鵬との関係だ。

優勝45回をはじめ数々の記録を樹立している白鵬が、引退して親方になった後、頂点の理事長を目指すことは明らかだ。

「野望を実現するには最低10人の親方の支持を得て、まず理事になる必要がある。白鵬が当てにしているのは、いわゆるモンゴル系親方で、すでに4人います。これに自分に近い日本人親方を集めるのが現実的だと思われますが、照ノ富士の横綱昇進と帰化で、にわかに怪しくなってきました」(相撲担当記者)

白鵬よりもはるかにウケがいい照ノ富士

白鵬の未来図は、大きな書き換えが必要かもしれない。白鵬と照ノ富士は、同じ伊勢ヶ濱一門。現在はさまざまな理由が重なって2人の理事を選出しているが、所属する親方の数からいけば1人枠だ。

一門の総帥は、照ノ富士の師匠の伊勢ヶ濱親方。参謀役に安治川親方(元関脇・安美錦)も控えており、一門内の力関係からいけば照ノ富士の方が上になる。これに大関から序二段まで落ちた苦労人伝説や最近の優等生ぶりも加わり、〝問題横綱〟の白鵬よりもはるかにウケがいい。

名古屋場所千秋楽、白鵬は綱取り王手の照ノ富士に激しいひじ打ちや張り手を見舞い、場所後、八角理事長から厳重注意を受けている。この騒動の裏に、照ノ富士の高評価に対する白鵬の焦り、反発があったとみる関係者は多い。

今回の帰化で照ノ富士の白鵬離れ、新派閥の旗揚げに拍車が掛かるのは必至。秋場所でもまた、白鵬は張り手を見舞うのだろうか。

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