ジャニーズ事務所名誉会長のメリー喜多川氏が8月14日、肺炎のため都内の病院で死去した。93歳だった。
「2019年7月にジャニー喜多川氏が死去したことを機に、同年9月にメリー氏の娘である藤島ジュリー景子氏が新社長に、滝沢秀明氏が副社長に就任しました。メリー氏は名誉会長に就いていましたが、これで名実ともにジュリー社長-滝沢副社長体制となり、若手主体の新たなジャニーズ事務所として進んでいくことになりますね。つまりはロートル排除のさらなる加速です」(芸能記者)
ジャニーズ所属グループのうち〝現存する古株〟といえば『TOKIO』『KinKi Kids』『V6』『嵐』…。メンバーが抜けたり活動を休止したりなど、そのほとんどがテイをなしていない中、『V6』だけが1995年の結成時から変わりなく今に至っている。その『V6』も今年3月、メンバーの森田剛が事務所を退所する11月1日をもって解散することが発表された。
その森田が、辞めるまでの残り2カ月、何と事務所の〝イジメ〟に遭っているというから穏やかではない。
「森田の場合、実質の契約解除といわれています。事務所の意にそぐわないので辞めてもらうということですね。そのため残りの在籍期間、彼の存在を無視して『V6』の紹介をしつづける。〝圧〟で有名なジャニーズらしいやり口ですよ」(ジャニーズライター)
『V6』の解散が伝えられた際、事務所からは森田の退所に関するコメントも発表された。「森田の気持ちを素直に受け入れることができ、尊重しようという思いで一致いたしました」と、森田が独立を望んだことを強調していたのだが…。
どんどんアイドル性を失っていった森田
「森田が余計なことを言いだしたら、即刻、契約解除を公表したはず。よくスポーツ紙などは事務所に配慮して〝退所〟と言いますが、そんな言葉は、実際は存在しません。タレントはただの所属であり、契約満了か契約解消(解除、打ち切り)しかないんです。森田は後者だとされます」(同・ライター)
では、なぜ、森田は契約解消となったのか。
「『V6』は昨年、デビュー25周年という節目でした。森田は当初、グループの看板でしたが、その見た目からしてどんどんアイドル性を失っていった。そのため、看板どころかメンバーの最下位扱いになったのです。それが不満で辞める決意をしたみたいですよ」(同)
森田は、妻が女優の宮沢りえ。2人は2018年に結婚している。
「りえはビートたけしが後見的についているし、ジャニーズを辞めた俳優・本木雅弘とも仲がいい。森田はりえの勧めで独立を言いだしたとされ、ジャニーズとしては看過できない事情もあるようです」(女性誌記者)
『V6』は来る9月4日に最終アルバム『STEP』を発売予定だ。しかし、ここに露骨な〝森田イジメ〟が見えるという。
「今年に入ってから音楽番組でも森田が映らないことが多い。『STEP』の取材現場も紹介されていますが、森田だけはほとんど映らない。事務所の意向はミエミエです」(同・記者)
今後、独立する森田に〝ジャニーズ圧〟がかからないことを願うばかりだ。
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