次の侍ジャパンは「巨人一色」に!? 東京オリンピックで金メダル獲得した野球日本代表の侍ジャパン。
稲葉篤紀監督の「五輪終了と同時に退任」の流れに変更がない中で、次の代表監督に前巨人監督の高橋由伸氏が急浮上した。
由伸氏は2004年アテネ五輪を戦った〝元侍戦士〟。しかし、それ以降は故障などで代表チームとは距離ができていた。
「代表チームの監督を選考する全日本野球協会の強化委員会は2つの試案を持って五輪本番を見守っていました。金メダル獲得に失敗したら年長者を、目的達成なら育成に定評のある若い指揮官と決めていました」(球界関係者)
また、元侍ジャパンコーチと一部のスタッフが意見交換していたとの情報も聞かれた。そこで出たのが、スコアラーなど裏方スタッフとの〝相性の重要性〟だ。
「12球団からスコアラーやトレーナーなどを派遣してもらうのですが、データの集め方、分析は各球団で異なります。コーチ人事だけではなく、スコアラーなど裏方スタッフも新監督と気心の知れた者を集めるべきだ、と」(同)
佐々木朗希や佐藤輝明らが主力メンバーに
次の代表監督には、再来年開催予定のWBC優勝が課せられる。コーチ、裏方スタッフを含めたワンチームが編成されそうだが、ここに由伸氏が浮上してきた理由も隠されている。
侍ジャパンを運営するのは、NPBエンタープライズだ。同社は立ち上げ当初、日本テレビ関係者が要職を務めていた。当然、由伸氏の現役時代や、巨人監督として苦労した3年間も知っているはずだ。
「過去、巨人はスコアラーやトレーナーを侍ジャパンに派遣し、裏方で貢献してきました。U-15監督は清水隆行氏など巨人OBが務めています。由伸新監督の下、上原浩治氏が投手コーチを務めるようです」(ベテラン記者)
順調に「由伸ジャパン」が樹立すれば、世代的に千葉ロッテの佐々木朗希や、阪神の佐藤輝明らが主力メンバーとなる。こうした若手の育成も託される。
「巨人指揮官時代は記録的連敗も経験しましたが、我慢強いタイプ。代表選手はプライドも高いし、細かい指示を出すよりもデンと構えている監督のほうが選手もやりやすいはず」(同)
由伸氏に心酔する若手も出そうだ。「Gカラー」に染まる侍ジャパンに選手を派遣する球団にとっては、気が休まらないだろうが。
あわせて読みたい
- [New] 巨額赤字の楽天が球団売却!? サイバー球界参入で『ABEMAイーグルス』誕生か
- [New] 岩手県にプロ野球「新球団」誕生!? 大谷翔平や佐々木朗希を育てた“怪物伝説”の聖地
- [New] 楽天・田中将大“会社設立”の動き!? 「引退」へのカウントダウンが始まった
- [New] 清原和博氏が中日入閣!? ピンチの後輩・立浪監督の“アドバイザー”待望論
- [New] 日ハム新球場「エスコンフィールド」イマイチな理由…4人家族なら1回5万円の出費!?
- [New] 侍ジャパン監督「後任選び」が難航!イチロー氏や松井秀喜氏が選ばれない“裏事情”
- [New] 大相撲“大物ルーキー”落合VS大の里の出世争いが熱い!師匠は現役時代のライバル同士