吉高由里子『危険なビーナス』が“面白さ”で『半沢直樹』超え!?

吉高由里子主演のTBS日曜劇場『危険なビーナス』が人気だ。10月11日放送の第1話は視聴率14.1%、第2話12.5%、第3話11.7%、11月1日放送の第4話が11.0%と、4話続けて二桁をキープしている。

「前クールの日曜劇場枠『半沢直樹』には全く及びませんが、健闘していると思います。吉高人気というのは間違いなくありますね。ミステリーがベースなのですが、吉高が出ることによってどこかコミカルなドラマにも仕上がっている。彼女らしい持ち味でしょう」(テレビ雑誌編集者)

資産30億円とされる八神家相続人・明人(染谷翔太)の妻、楓(吉高)。楓は明人と結婚したばかりで正式に籍を入れておらず、内縁の妻だという。そんな折、楓は明人の異父弟である手島伯朗(妻夫木聡)と出会う。

「楓はいきなり八神家に乗り込んで妻を名乗るのですが、肝心の明人はいない。楓は、明人が誰かにさらわれたのではないかと言うのです。しかも楓自身、明人の妻だと証明できるものは何もない。伯朗は楓の怪しい部分と、明人を必至に探す姿にいつしか愛情が芽生えるという内容です」(同・編集者)

正直、登場人物も多く、何が本当なのか分からないところがある。楓は本当の妻なのか。明人は生きているのか。しかも16年前に他界している八神家の当主・康之介には複数の養子までいて、何人もの人間が財産を狙っている…。

吉高由里子が演じる楓の“正体”に興味津々

「康之介は養子に加え、複数の妻もいて、ドラマの家系図・相関図を見ても整理がつかない。とりあえず一番の見どころは、楓は本当に明人の妻なのかというところ。さらに明人は行方不明ですが、生きているのかどうか。楓を好きになった伯朗は一体、どうなってしまうのか。全体的に見てしまうと話が広くて分かりませんが、楓を中心に見ていれば、その内容の深さを見て取れます」(ドラマライター)

そもそも楓の正体は何なのか。その実像すら分かっていない。

「実は希代の詐欺師…なんてオチもあるかもしれません。第一、明人、伯朗の三角関係というのは不可思議なところです」(同・ライター)

やたら難解だが、吉高のキャラは抜群だ。