前述のデイリー・メール電子版で紹介された論文には、研究者がアメリカの某大学と協力して、新型コロナの製造をしていたことが書かれている。
武漢ウイルス研究所には、もともと「生物兵器研究の疑いがある」という悪評があり、表立って資金援助をすることははばかられ、NPO団体を挟まなければならなかったことが推測される。
そんな場所で人工的に製造されたウイルスが流出し、世界的なパンデミックを引き起こしたとなれば、それに関与していたアメリカは、人工ウイルス説を否定せざるを得なかったであろう。
ちなみに、エコヘルス・アライアンス代表のダジャック氏は、武漢研究所に派遣されたWHO調査団の一員でもある。アメリカと中国、WHOが協力し合い、「新型コロナは自然由来のウイルスであり、どの国にも責任はない」という既定シナリオのもと、世界をあざむこうとしていると疑われても仕方がないような状況だ。
アメリカ対中国の決定的な対立も
しかし、風向きは変わったのかもしれない。バイデン大統領が再調査を指示したことでも分かるとおり、中国包囲網は徐々に狭まってきている。
これも米中で仕組んだ茶番の一環か。それとも、世界各国の動きを敏感に察知したアメリカが、手のひらを返して中国を裏切ったのか。
後者の場合、アメリカ対中国という二大大国同士のこれまでにない決定的な対立が予想されるため、いつ戦争が起きてもおかしくはない。
事実、米調査機関の報告書によると、「中国はこの6年間、第三次世界大戦に向けて生物兵器の研究を進めてきた」とし、今回流出した新型コロナウイルスも、生物兵器のひとつであるという。
いざ戦争となれば、新型コロナ以上の凶悪なウイルスがバラまかれる危険性もあるということだ。
米中にあざむかれるか、新たな生物兵器の餌食となるか──我々は今、その分岐点に立っている。
まずは、バイデン大統領が指示した調査及び報告書の結論を、固唾を飲んで見守るしかない。
新型コロナ“人工ウイルス”説④に続く
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