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ジャッキー・チェンが逃げ出したスイートルーム【ガチで霊が出る世界のホテル③】

(画像)WorldPhotosadanijs / Shutterstock.com

欧米の心霊現象には、どこかコミカルな一面があるが、場所をアジアに移すと、そのエピソードは怨念に満ちたものに変わる。

台湾・台北市の中心地にある「グランドハイアット台北」は、2011年、旅行情報サイトのホテルズドットコムが選抜した「世界の幽霊が出るホテル・トップ10」にアジアから唯一ランクインを果たした五つ星のホテルである。

このホテルが建っている「101地区」は、もともと巨大なタバコ工場があったとされるが、その後は長く買い手がつかず、近年になって開発が進んだという。

日本軍の捕虜収容所や処刑場の跡地

1990年に開業した比較的新しいホテルにもかかわらず、幽霊の目撃情報が絶えない理由は、日本の植民地時代に日本軍の捕虜収容所や処刑場があったからとされている。そこで非業の死を遂げた亡霊たちが、いまださまよっているのか、ホテルのみならず「101地区」全域で心霊現象が頻発しているというのだ。

同ホテルにおける目撃情報は、宿泊客が夜中に目を覚ますとベッド脇に幽霊が立っていた、軍服姿の男が歩いていた…など、さすが元・処刑場といったエピソードが多く、よほど怖い思いをしたのか、逃げ出す宿泊客も少なくない。

あのジャッキー・チェンがスイートルームに宿泊した際、深夜に慌ててロビーまで降りて来て、「この部屋には一生泊まらないからな!」と叫んだという噂もあるほど。とくに10階がいわくつきとされているので、台湾を訪れた際は要チェックだ。

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