
お盆休みを控え、地方競馬は真夏の日本列島をより熱くするレースが目白押し。今回は、そんな中でも注目のレースをいくつか取り上げたい。
まずは8月9日、盛岡競馬の夏の定番競走となっているスプリント戦『第26回クラスターC』(JpnⅢ)が開催される。過去25回のうち、JRA勢の優勝は21回。地方馬が圧倒的劣勢ながら、2008年プライドキム(船橋)、13年ラブミーチャン(笠松)、17年ブルドックボス(浦和)など、その時代をけん引した名馬が優勝馬に名を連ねる。
また、JRA勢の勝利21回をさらに分析すると、栗東所属17勝に対して、美浦所属が4勝。16年にはダノンレジェンドが60キロの負担重量を背負いながら2馬身差をつけて勝利したり、昨年はマテラスカイが日本レコードとなる勝ちタイム1分08秒5で勝利するなど、栗東勢の活躍が目立つ。
今年も栗東から、昨年のワンツーコンビ(マテラスカイ、ヒロシゲゴールド)が参戦予定。美浦からもダートグレード競走で実績のあるリュウノユキナが参戦予定で、上位争いは熾烈を極めそうだ。
JRA勢優位の流れを止めることができるか
そして12日は、門別競馬場で『第33回ブリーダーズゴールドC』(JpnⅢ)が開催される。その歴史は古く、1989年当時としては数少ない中央との交流戦として創設。その後、何度か変更を重ね、14年からは南関東以外で実施される唯一の古馬牝馬ダートグレード競走(JpnⅢ)としてリニューアル。グランダムジャパン古馬シリーズ第6戦目にも選定されている。
ブリーダーズゴールドCもJRA勢が圧倒的に強く、地方馬が最後に勝ったのは、牝馬ダートグレード競走になる前の07年、牡馬のギルガメッシュで、ここ10年は1~3着をJRA勢が独占している。
今年もJRA勢からは、エンプレス杯(川崎・JpnⅡ)1着のマルシュロレーヌ、昨年の2着メモリーコウや3着レーヌブランシュなど強豪が参戦を表明。地方勢もノースクイーンC2着の地元ネーロルチェンテ、同4着のサイファリスなど好調を維持する実績馬がそろった。JRA勢の圧倒的優位の流れを止めることができるか注目したい。
あわせて読みたい
- [New] 『護られなかった者たちへ』/10月1日(金)より全国公開〜やくみつる☆シネマ小言主義
- [New] 『「全裸監督」の修羅場学』著者:村西とおる〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [New] 『死る旅』著者:松原タニシ〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [人気] 『スーパー戦闘 純烈ジャー』/9月10日(金)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [人気] 『知らないと恥をかく 世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』著者:池上彰〜話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『マイ・ダディ』/9月23日(木)より全国公開〜LiLiCo☆肉食シネマ
- [話題] 『サメ映画大全』著者:知的風ハット~話題の1冊☆著者インタビュー
- [話題] 『フリー・ガイ』/8月13日(金)より全国公開中~LiLiCo☆肉食シネマ