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わくわく『地方競馬』情報~第26回クラスターC/第33回ブリーダーズゴールドC

わくわく『地方競馬』情報~第26回クラスターC/第33回ブリーダーズゴールドC 
『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

お盆休みを控え、地方競馬は真夏の日本列島をより熱くするレースが目白押し。今回は、そんな中でも注目のレースをいくつか取り上げたい。

まずは8月9日、盛岡競馬の夏の定番競走となっているスプリント戦『第26回クラスターC』(JpnⅢ)が開催される。過去25回のうち、JRA勢の優勝は21回。地方馬が圧倒的劣勢ながら、2008年プライドキム(船橋)、13年ラブミーチャン(笠松)、17年ブルドックボス(浦和)など、その時代をけん引した名馬が優勝馬に名を連ねる。

また、JRA勢の勝利21回をさらに分析すると、栗東所属17勝に対して、美浦所属が4勝。16年にはダノンレジェンドが60キロの負担重量を背負いながら2馬身差をつけて勝利したり、昨年はマテラスカイが日本レコードとなる勝ちタイム1分08秒5で勝利するなど、栗東勢の活躍が目立つ。

今年も栗東から、昨年のワンツーコンビ(マテラスカイ、ヒロシゲゴールド)が参戦予定。美浦からもダートグレード競走で実績のあるリュウノユキナが参戦予定で、上位争いは熾烈を極めそうだ。

JRA勢優位の流れを止めることができるか

そして12日は、門別競馬場で『第33回ブリーダーズゴールドC』(JpnⅢ)が開催される。その歴史は古く、1989年当時としては数少ない中央との交流戦として創設。その後、何度か変更を重ね、14年からは南関東以外で実施される唯一の古馬牝馬ダートグレード競走(JpnⅢ)としてリニューアル。グランダムジャパン古馬シリーズ第6戦目にも選定されている。

ブリーダーズゴールドCもJRA勢が圧倒的に強く、地方馬が最後に勝ったのは、牝馬ダートグレード競走になる前の07年、牡馬のギルガメッシュで、ここ10年は1~3着をJRA勢が独占している。

今年もJRA勢からは、エンプレス杯(川崎・JpnⅡ)1着のマルシュロレーヌ、昨年の2着メモリーコウや3着レーヌブランシュなど強豪が参戦を表明。地方勢もノースクイーンC2着の地元ネーロルチェンテ、同4着のサイファリスなど好調を維持する実績馬がそろった。JRA勢の圧倒的優位の流れを止めることができるか注目したい。

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