新型コロナが収束しないまま開催に踏み切った『東京五輪2020』。感染者は東京都内だけで5000人を超えるのも時間の問題とされる中、五輪開催のトバッチリを被ってしまった芸能人たち。かなりのタレントが仕事にあぶれてしまったのだ。
「民放局が五輪特番の規模を縮小したからです。理由はトヨタなどのナショナルクライアントが五輪関連CMを辞退したため。結果、五輪関連のバラエティー番組が軒並みなくなった」(事情通)
大打撃を受けた先の1つがジャニーズ事務所。
「まず聖火リレーが中止となり、東京都を走る予定だった『KAT-TUN』の亀梨和也、福島県は『TOKIO』の城島茂、国分太一、松岡昌宏、兵庫県は『関ジャニ∞』の安田章大、宮城県は『Hey!Say!JUMP』の八乙女光がそれぞれ聖火をつなぐべく準備をしていたのです。また、『ABC-Z』や『Sexy Zone』、『King&Prince』などは日本テレビやTBS、テレビ朝日から五輪番組のオファーが殺到していた。しかし、規模が縮小したため、出番がなくなったのです。局としたら本音は自腹でもやりたかった。しかし万が一、五輪が盛り上がっていないのにクラスターなどが発生した場合、責任を押し付けられてしまう危険性がある。だからリスクを回避する意味で番組を止めたのです」(民放局編成マン)
中途半端なひな壇芸人は開店休業状態
名前の挙がったジャニーズアイドルはテレビ番組出演のため、スケジュールを空けていたという。
「金額に換算したら1億円近い損害になるそうです。それでもNHKの仕事をしっかりと受けた櫻井翔と相葉雅紀、日テレの亀梨は3人で2000万円近い売り上げを計上してくれた」(芸能プロ関係者)
規模を縮小したとはいえ、五輪開催中(7月23日~8月8日)はNHKを筆頭に民放各局が五輪特番を放送する。レギュラー番組を持っていない芸人はまさに開店休業状態。中堅芸人といえども安泰ではない。
「中途半端なひな壇芸人はヤバいですね。コロナ禍での開催でなかったらイベントや地方営業などに引く手あまただったはず。コロナを恨んでいるのは飲食関係者だけではないのです。100万~200万円の現金収入は見込めましたからね」(同)
東京五輪閉幕を願っているのは芸能人も同じだ。