猛毒の「リシン」を含む液体を同僚男性(40)の水筒に入れたとして、神戸地方検察庁は7月20日までに、兵庫県加古川市の会社員、塚下涼子容疑者(30)を器物損壊罪で起訴した。
起訴状によれば、塚下容疑者は3月22日と同26日、勤め先の神戸市長田区の会社事務所で、同僚男性の水筒に人体に有害な液体を入れ、水筒を使用不能にしたという。警察で分析した結果、含まれていたリシンは致死量ではなく、この男性に健康被害はなかった。
「男性が水筒の異臭と飲料の味に違和感を覚えたことが、事件発覚のきっかけです。職場で見張っていたところ、塚下容疑者が水筒に液体を入れるのを目撃し、兵庫県警長田署に被害届を出しました」(捜査関係者)
リシンは、ひまし油の原料にもなるトウゴマの種子に含まれる猛毒の植物性タンパク質。塚下容疑者の自宅からはトウゴマの種子が見つかっており、栽培してリシンを抽出していた可能性が高いという。
犯行動機によっては殺人未遂での追起訴も
アメリカでは2013年、当時のオバマ大統領宛てにリシン入りの郵便物が送付される事件があった。
「塚下さんは兵庫県加古郡の出身で、大学卒業後、現在も勤める建設会社に就職しました。目の大きな細面の色白美人で、明るく活発な人です。17年5月に結婚して、今は共働きと聞いていました」(大学時代の友人)
被害に遭った男性は職場の上司で、こちらも既婚者。2人には男女間のトラブルがあり、最終的に男性から出た別れ話を阻もうと、常軌を逸した犯行に及んだとみられる。
現在は器物損壊罪のみの起訴だが、ダブル不倫の清算など犯行動機によっては、男性への傷害未遂や殺人未遂などでの追起訴も考えられると、前出の捜査関係者は話している。
毒殺する気はなかったのだろうが、何とも女の情念を感じさせる事件である。
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