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松井秀喜「ソフトバンク監督」計画!? 五輪でONと聖火ランナーを務めた背景

松井秀喜「ソフトバンク監督」計画!? 五輪でONと聖火ランナーを務めた背景
松井秀喜「ソフトバンク監督」計画!? (C)週刊実話Web

ついに開幕した東京オリンピック開会式で分かったゴジラの福岡上陸! 国民栄誉賞の長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜の3氏が揃って最終聖火ランナーを務めた背景には、「巨人監督」という行き場を失った松井氏の「ソフトバンク監督担ぎ出し」という計画が…。球界のドン、ナベツネさん渾身の大逆転シナリオ――。

先週行われた東京五輪の開会式で最大の見せ場となったのが、聖火台への点火シーンだ。本番までトップシークレットとされ、走者にはさまざまな人物の名が取り沙汰されたが、お茶の間の目をクギ付けにしたのが最終ランナー・大坂なおみ(女子テニス)へのつなぎ役を務めた巨人の長嶋茂雄終身名誉監督、ソフトバンクの王貞治球団会長、そして巨人OBの松井秀喜ヤンキースGM特別アドバイザーの3氏の姿だった。

女子レスリングと柔道男子でそれぞれ3大会連続金メダルを獲得した吉田沙保里氏、野村忠宏氏から左手でトーチを受け取ったミスターは、愛弟子の松井氏に左脇を支えられながら、一歩ずつ懸命に歩いた。それを温かく見守る王氏。侍ジャパンの監督を務めながら、病により出場が叶わなかった2004年アテネ五輪の無念を晴らすシチュエーションに日本中が沸いた。

「このサプライズ演出で、開会式当日まで続いた五輪開催反対派の声は少なくなった。政府と東京都、大会組織委に恩を売るとともに、五輪熱が一気に沸騰。失われたミスターと五輪の時間も取り戻す完璧な演出だった」(スポーツ紙デスク)

こんな演出を企画できる人物は、そうそういない。その仕掛け人とウワサされるのが、渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆。そして、その球界のドンが、国民栄誉賞トリオの担ぎ出しの先に思い描くのが、ミスターが心から願う「松井監督誕生」の実現だという。

ON+ゴジラの強固な関係

「読売グループを束ねる渡邉氏は今後の巨人監督について誰よりも知る立場にあって、原辰徳監督の次の順番はどうあれ、阿部慎之助、桑田真澄、高橋由伸で向こう10年続くことを知っている。その先には菅野智之も控える。そこで松井氏の将来を案じた長嶋氏が、盟友の王氏に『松井監督誕生』への協力を依頼。3氏の意を汲んだ渡邉氏が孫正義オーナーに、『ホークスの監督にどうか』と働きかけているようだ。ON+ゴジラ。その強固な関係は、今回の聖火ランナーから容易に見て取れる」(巨人OBの野球解説者)

長嶋氏は7月中旬、国立競技場で密かにリハーサルに参加。入念なリハビリを繰り返す中で急遽帰国した松井氏、盟友の王氏と多様な意見を交換し、長嶋氏はゴジラの福岡上陸に好感触を得たという。

今季のパ・リーグは、昨年最下位だったオリックスが首位を快走。ライバルの楽天にも遅れを取り、ソフトバンクはBクラスに沈んでいる。工藤公康監督は2年契約の最終年。フロントトップの王球団会長は今季からヘッドコーチに愛弟子の小久保裕紀氏を抜擢し、後任に据える準備を進めてきた。

「しかし、禅譲の流れは頓挫しつつあります。今季のホークスは防御率1位。不振の原因は、小久保ヘッドコーチが統括する打撃不振にあるからです。V逸なら引責は避けられないでしょう」(地方紙記者)

一方、世界的にファンドビジネスを展開する孫オーナーは、リアルワールドシリーズ創設など、メジャーリーグとの連携強化を打ち出しており、ヤンキースに身を置く松井氏個人にも興味津々。しかも王氏に続いて巨人の至宝である長嶋、松井両氏の人脈を獲得できるチャンスが到来した。5G時代を迎え、携帯電話事業拡大の〝切り札〟としても期待を寄せているのだ。

綿密に準備が進められるゴジラ福岡上陸作戦

これまで松井氏の巨人監督就任が実現しなかった最大の要因は、いきなり監督に就いて辛酸を舐めた長嶋巨人の反省から、読売本社が王氏、原氏がそうだったようにコーチ修行を監督の条件に付けていたことにある。しかし、「作戦を考案したり、選手を育てるのはコーチの仕事。監督は総指揮官」というメジャー流の思考を持つ松井氏は、コーチ就任を拒否。引退後もニューヨークに留まり、メジャー流の選手育成、強化法を培ってきた。

見かねた長嶋氏は、監督経験を持つ中畑清氏をヘッドコーチに就けるなどの折衷案を模索し、松井政権を画策。しかし、読売本社がガンとして応じなかった経緯がある。

「そんな問題も、ソフトバンクならクリアできます。監督、コーチの経験のない松井氏に対し、王会長は侍ジャパン監督も経験した小久保氏を番頭格で残し、松井氏を監督に迎え入れる準備を進めているからです。一方、孫オーナーは小久保氏に対し、松井政権後の次期長期政権を約束したという情報もあります」(同)

一昨年3月、福岡市に応援組織「西部燦燦会」が設立された。監督時代の背番号「33」にちなみ命名されたミスターの私的応援団で、利島康司・安川電機特別顧問、貫正義・九州電力相談役、福田稠・福田病院理事長、江夏順行・霧島酒造社長、平野亘也・宮崎銀行会長、平岡英雄・西京銀行取締役頭取など、西日本の財界首脳が会員に名を連ねる。この会の秘めた設立意図は、ミスターの「背番号33」を継承する松井氏の監督誕生へ向けた地元財界の環境作り――。

ゴジラの福岡上陸作戦は綿密に準備が進められ、順調な進捗具合が今回の聖火リレーからも見て取れる。

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