スポーツ一色に染まる日本列島で、より一層の盛り上がりを見せる地方競馬。真夏のばんえい競馬では8月1日、『第46回ばんえい大賞典』が行われる。
1975年に創設された3歳馬による重賞競走。ばんえい競馬は、国内で一番遅い時期に3歳クラシックロードがスタートし、真夏の『ばんえい大賞典』(BG3)、秋の『ばんえい菊花賞』(BG2)、年末の『ばんえいダービー』(BG1)で完結。その年の最強3歳馬が決定する。
その緒戦を飾る重要な一戦「ばんえい大賞典」。2019年、メムロボブサップが史上5頭目の三冠馬に輝いたが、昨年は2歳シーズン二冠を含む11連勝を達成した圧倒的1番人気のキョウエイリュウが、まさかの6着敗退。2歳三冠の3戦目『イレネー記念』で唯一キョウエイリュウを破ったことのあるコマサンダイヤが、見事優勝した。デビュー初年度の2歳(明け3歳)の世代チャンピオンを決定するイレネー記念との関連性は深く、ここ2年は優勝馬がばんえい大賞典を勝っている。今年は、オーシャンウイナーが重賞初挑戦で見事、重賞初勝利を決めており、おそらくここでも優勝馬の最有力候補に挙がるはずだ。
3歳世代王者の座を狙うために、重要な夏の一戦。北海道の夏をより熱くする3歳のニューヒーローの誕生に期待したい。
注目度も高い金沢競馬の3歳牝馬重賞
同じ1日には、金沢競馬で3歳牝馬の重賞『第8回加賀友禅賞』が開催される。歴史こそ浅いが、3歳牝馬限定重賞は春の『ノトキリシマ賞』と夏の「加賀友禅賞」の2レースのみで、注目度も高い。
ちなみに昨年の勝ち馬は、今や金沢競馬の女王として君臨するハクサンアマゾネス。金沢での数々の重賞戴冠はもちろんだが、3月には『川崎エンプレス杯』(JpnⅡ)で7着という成績を残しており、今後はダートグレード競走で度々その名を見るはずだ。
今年の3歳牝馬では、ノトキリシマ賞で6馬身差の快勝、単勝1.0倍に応えたサブノタマヒメが抜けた存在。準重賞『石川門C』でも有力3歳牡馬を破っており、注目が集まるはず。ハクサンアマゾネスに続くようなニューヒロインの誕生なるか、注目の一戦だ。
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