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『報ステ』大波乱!? 新MCに元NHK・大越健介アナ就任に批判の声も?

(画像)airdone / shutterstock

テレビ朝日が大混乱に陥っている。元NHKアナの大越健介を今秋から同局の看板報道番組『報道ステーション』のメインキャスターに迎え入れるものの、スタッフや出演者間に修復しがたい不協和音が生じているのだ。

象徴的だったのは小躍りする小木逸平アナの横で、富川悠太アナやフリーアナの徳永有美の2人がスタッフの面前でプロデューサーを詰問するといった場面が見られたこと。キャスター陣が揉めに揉めた原因は10月以降の新たな座組みだった。

「月~木曜のキャスターを大越と小木アナ。そして金曜を富川アナと徳永のコンビでいく発表があった。小木アナは喜んでいた。大越と一緒に4日間、メインを張れるわけですから。そもそも、この座組みはかなり一方的だった。大越は元政治部記者で何事につけても『俺が、俺が』のタイプ。結局、大越の要望が通った結果です」(事情通)

報ステの新たな体制作りでババを引かされたのが、いきなり露出が週1回に限定されてしまった徳永と富川アナだ。

「新体制通知の場では一応、大人の対応を取ったが、内心は腸が煮えくり返るほど激怒していたはず。来年3月には揃って『報ステ』からの卒業を考えているんです。キャスティングに向け水面下で大越が動いていたことが、よほど気に入らなかったようです。まあ、怒るのは理解できる。番組視聴率は世帯平均で常に11~14%台をキープしているんです。『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)の枠移動でも数字を落とさず、軒並み1~2%の視聴率の底上げに成功していますからね」(同)

そもそも、徳永に対してはテレ朝上層部も最大限、気を遣いVIPとして遇してきた。彼女の夫で、いまやお笑い界の帝王と呼ばれる内村光良の存在がチラついていたからだ。

富川アナが独立を示唆!?

「内村はテレ朝とケンカ別れして以降、いまだにテレ朝でレギュラー番組を持っていないんです。そもそも、徳永を『報ステ』に引っ張ったのは内村をキャスティングできる可能性を模索したから。2005年に『内村プロデュース』が終了して以降、レギュラーをやっていないんですよ。しかし、今回はすべての体制が大越シフトで動いた。ここだけの話、バラエティー班が口を出せるような雰囲気ではなかったそうだ。まあ、徳永を冷遇することは内村の起用を諦めたということ」(テレ朝関係者)

テレ朝を悩ませているのは徳永の降板問題だけではない。今回、蚊帳の外に置かれている富川アナがテレ朝からの独立を示唆し始めているという。

「これだけの仕打ちをされて、決断しないアナはいませんよ。そもそも、大越起用は富川アナの影を薄めることが目的で始まったといっても過言ではない。パートナーだった小川彩佳へのパワハラ疑惑、昨年4月には新型コロナウイルスに感染…。おまけに自宅療養中に2人の息子に対する妻のDV疑惑も浮上した。しかし、番組を降板してテレ朝を辞めるという話になると、ちょっと風向きが変わってくる。一昨年には小川や竹内由恵、宇賀なつみらがまるで徒党を組んだかのように一斉に退社したんです。理由の1つは局に対する不満でしょう。富川アナが端緒となって、彼に続いて辞めるアナウンサーが出ないとも限らない。そうなると、局のイメージダウンは避けられない」(放送作家)

そうした中、改めて囁かれ始めているのが大越を起用した上層部への批判。制作費ひっ迫の危機を招くと見られているのだ。

「古舘伊知郎がキャスターだった頃、制作費は常に赤字だった。その反省からいまの布陣がスタートしたんです。また『報ステ』の視聴率が悪い訳でもない。むしろ上向いている。しかも、大越のギャラは年間で1億2000万円は下らない。1日あたり60~80万円です。しかも、コアターゲット(13~49歳)層を狙うのに、なぜ還暦近いおじさんを起用するのか理解に苦しみます。キャスティングの必要性が本当にあったのか、検証を求める声が出始めている」(番組消息筋)

何も知らされていなかった制作現場

火種はまだある。テレ朝が公式発表するまで、大越のヘッドハンティングについて制作現場には何も知らされていなかった点だ。

「報道番組ですからね。スタッフ間の信頼に大きな影響を及ぼします。なんでも情報を伏せたのは、大越の強い要望だったそうです。そもそも、大越は6月末にNHKを定年退職したことになっているが、誕生日は8月25日。本来は8月25日が定年日なんです。2カ月前倒ししているのも裏がありそう。番組の引き継ぎなんか1カ月あれば、十分なんです」(同)

大越はNHKからの「やっかみやひがみなどのネガティブ情報を酷く警戒していた」(同)なんて話も飛び交っている。

「〝NHKの麿〟ことフリーアナウンサーの登坂淳一のケースを恐れていたんでしょう。NHKを18年に退職し、同年4月からフジテレビの『プライムニュース イブニング』のキャスターに内定したが、セクハラ疑惑が文春砲で報じられ、出演辞退に追い込まれた。テレ朝は大越の身体検査をしているでしょうが、如何せん目立ちたがり屋な人。女性にもモテる。下半身関係で何か出てこないか、気が気ではないはず」

とはNHK関係者。

「大越はNHK系の制作会社から知り合いのディレクターを何人か連れて行くそうです。早くも『報ステ』スタッフと溝ができているなんて話が出ている」(同)

大波乱が起きそうだ。

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