エンタメ

ヤクザ顔負け!闇のオバチャン③「闇看護師」覚せい剤の“患者”から昇格

ヤクザ顔負け!闇のオバチャン③「闇看護師」覚せい剤の“患者”から昇格 
イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止

「女性の活躍」を看板政策に掲げた安倍晋三前首相のおかげで、女性の就業率は7割を超え、大企業で取締役に就任する女性も増えてきた。そうした世相が影響してか、近年、裏社会でも「働くオバチャン」が急増。男以上に肝が据わり、小遣い稼ぎの枠を超えた〝違法パート〟に手を染め、莫大な利益をもたらす彼女たちの進出で、違法ビジネス業界は転換期を迎えているというのだ。

裏社会御用達の闇医者と言えば、誰もがブラックジャックのような姿を想像する。だが、実際は普通の個人病院として経営しているケースが多く、保険証も使える場合がほとんどである。

その実態を知った上で、来院する客の大半は覚せい剤の流し(※短時間で体から薬物を抜いて反応が出ないようにする処置)だというが、やはり刺された者や撃たれた者が運び込まれてくることも少なくない。一般の病院に駆け込めば、処置と同時に通報されてしまうからだ。

報酬として注射器をせびられる

驚くべきは、そうした手術や処置の際に、〝闇の看護師〟として呼び出されるオバチャンがいるという。

「ウチは内科ですからね。本来外傷は看れないですし、勤務の看護師たちも慣れていない。実は、激務が当たり前の医療業界には覚せい剤が蔓延しているので、ウチの客の中にいろいろな病院の看護師がいるんです。それで、こういう緊急時には必ず外科系のオバチャン看護師に、アルバイトしに来てもらうんですよ」(都内の闇医者)

裏社会の輩の扱いにも慣れた彼女たちは、非常に頼りになるそうだが、いつもその後に〝恐ろしい要求〟をされるという。

聞けば、報酬の一部として注射器をせびられることは当たり前で、中には「保険証を集めてくるからお金ちょうだい」と交渉してくる者までいるそうだ。つまり、それらの患者相手にいろいろと診察したように見せかけ、国から不正に金を頂戴してしまうのである。

どこまでも「現金」なオバチャンたちの性格は、裏社会においても秀でているということだ。

【闇のオバチャン④に続く(#④を読む)】

あわせて読みたい