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本当にあった裏社会の呪い⑤殺した相手が「夢枕に立つ」と薬物過剰摂取で死亡

イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止 
イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止

世界中に「怪談」は数あれど、お国柄や宗教の違いは出ても、大筋は似たり寄ったりなものが多い。ところが、欲望と怨念の渦巻く「裏社会」の住人たちは、怪談話にしても規格外。とんでもない恐怖体験をしているというのだ!

昨日の友は今日の敵。

組織のためには大罪を背負うこともいとわず、時として昔の兄弟分さえ〝的〟にかけなければならないのがヤクザの宿命だ。

だが、それが当たり前の世界といえども、人の命を奪って平然と日常を送れる者ばかりではない。

「私の昔の旦那が人を殺したのですが、その直後から露骨に様子がおかしくなり、部屋で寝ていても『見える、見える』と言って泣き喚くようになりました。やっぱり、殺した相手が夢枕に立たれたんですかね。薬物なんか大嫌いな人でしたが、頼らざるを得なくなり、最期は過剰摂取で終わり。その直後に、埋めたはずの(相手の)死体が見つかったのも偶然には思えませんよ」(元極妻・40代)

個人的な恨みで人を殺したら呪われた

「うちの元組員に伝説のヒットマンがいるのですが、既に組織のために何人か殺していたにもかかわらず、個人的な恨みで人を殺したら呪われた。特にその相手を殺した場所に近づくと発狂してしまい、自殺を試みたりと手に負えなかったそうです。結局、もう少しで時効を迎えるという時期に、彼は自首して服役。珍しい話ではないから余計に怖いですよね」(現役ヤクザ・40代)

実際、殺人で長期服役するヤクザの中には、殺した相手を弔い、何十年も写経を続けるような者が少なくない。そうまでしなければならない理由があるのかもしれない。

【本当にあった裏社会の呪い⑥に続く(#⑥を読む)】

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