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本当にあった裏社会の呪い①死んだ若い衆が「当番」に来る

イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止 
イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止

世界中に「怪談」は数あれど、お国柄や宗教の違いは出ても、大筋は似たり寄ったりなものが多い。ところが、欲望と怨念の渦巻く「裏社会」の住人たちは、怪談話にしても規格外。とんでもない恐怖体験をしているというのだ!

数々の組員たちが命を懸けて看板を守り抜くヤクザ業界。それだけに「浮かばれない」者も多く、怨霊となって組事務所にすみついている例も珍しくない。

「ラップ音にポルターガイスト、うめき声や断末魔が聞こえたり、心霊現象は日常茶飯事ですよ。ただ、監視カメラを見ながら居眠りしたり、パソコンでエロサイトを見てサボッているときに限ってありがちなので、(霊の正体は)事務所の責任者だった前任の本部長でしょうね。実際、こっそり連れ込んだキャバ嬢とヤろうとしたら『ゴラァ!』と怒鳴り声が聞こえて、その子が逃げてしまったことがあるんですが、あんなダミ声は本部長以外にいませんから(笑)」(現役ヤクザ組員・40代)

“まかないメシ”を1人分、多く作る

「うちの事務所には黒い影が出るんです。特定の席に座っている姿を何人も目撃していますし、事務所に出入りする姿が監視カメラにはっきり写っていたこともある。特定の曜日に限って〝出がち〟なので、自分が死んだことに気付いていない若い衆が(事務所)当番に来ているんだと思います。僕らも最初は気味が悪かったですが、今ではすっかり慣れたものです。『お、今日は来ているな』と分かると、〝まかないメシ〟を1人分、多く作るんです」(現役ヤクザ幹部・50代)

徹夜疲れや違法薬物で幻覚が見えているわけではなさそうだ。

【本当にあった裏社会の呪い②に続く(#②を読む)】

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