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ヤクザの職業病④「トラブル遭遇症」メシの種になる揉め事が向こうから飛び込んでくる

イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止
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どんな仕事にも、職場以外でも思わずやってしまう行動や、かかりやすい病、いわゆる〝職業病〟がある。もちろん、ヤクザも避けては通れない。むしろ、カタギさんより悩まされる〝症状〟は多いというのだ。親分世代に定番の持病から、若手にしか見られない「謎の習慣」など、ヤクザの職業病を一挙大解説する。

居酒屋で店員からビールをひっくり返されて頭からビシャビシャにされたり、頼んだ食べ物に虫や異物が混入していた場合、一般人なら「ああ、俺はなんて運が悪いんだ」と嘆くことだろう。そんなシーンで思わずガッツポーズしている方は、ヤクザである可能性が高い。

「僕らにとって、不幸や揉め事はメシの種ですからね。正直、街を歩いていても常に『トラブルはないか』と探して回ってますし、例えば、新規オープンのラーメン屋の看板が歩道にはみ出しているなら、喜んでつまづいて転んでできるだけ大怪我しますよ(笑)」(関西系ヤクザ・30代)

接客側は〝適度に怖がる〟ことが重要

これが、兄貴分クラスになると、トラブルのほうから飛び込んでくるという。

「居酒屋の揚げ物の中にはガラス片が混入していましたし、某有名ハンバーガー屋のコーラの中からゴキブリが出てきたこともある。うらやましいですよ」(同)

接客業の方にアドバイスするとすれば、イカつい客の対応には全集中〝暴の呼吸〟で。食器を落とすなど、大きな音には人一倍敏感なので、注意が必要だ。

食べ終えたグラスや皿を、すぐに下げさせたがる彼らだが、逆にテーブルの上がきれいさっぱり片付きすぎると、手元が落ち着かなくなってしまう場合も。そんな時は、ナイフやフォーク等、彼らの手の届く範囲に、何か武器になりそうなものを置いてあげれば一安心。

変に緊張しすぎると、料理をぶちまけたりして、彼らの「思う壺」なので、〝適度に怖がる〟ことが重要だ。

【ヤクザの職業病⑤に続く(#⑤を読む)】

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