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みんなで声を合わせて呼んだUFO~原田龍二の『不思議な世界』

原田龍二
原田龍二 (C)週刊実話Web

今回も、『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)のロケで起きた話です。

福岡県にある若杉山は、地元の若者の間でミステリースポットとして人気があると聞きました。その山頂から、UFOを呼ぼうとなりまして。しかもアメリカ人のグレゴリーさんが専門で…というのも変な話ですが(笑)、この方がいれば百発百中でUFOを呼べるというのです。なんと500回以上もUFOを呼んだというキャリアをお持ちなのだとか。呼ぶ方法は、「ミステリーサークルで鳴っていたと言われる音〝ミステリーサークル・トーンズ〟を鳴らすんだ」とグレゴリーさんは言います。ミステリーサークル・トーンズは超音波のような、高い機械音みたいな感じでした。

グレゴリーさんは日本語を流ちょうに話す方で、僕や、同じくロケに参加していたロッチの中岡(創一)くんに向かって、「みんなで声を合わせて、UFOを呼びましょう」と言いました。「すごくアナログな呼び方だな…」と感じつつも、「UFO、来てください」と、まるで座敷わらしに話しかけるかのように呼びかけます。こんな声が宇宙まで届くのだろうか、とちょっぴり思いながら(笑)。

すると僕らがいた山の向かい側にある少し低い山に、ナゾの球体が現れたのです。山の中腹に光が急に現れて、ビューン…、ビューン…と回り始めました。もう、びっくりです。

いい大人が畑の片隅で「お願いしまーす!」

車が峠を走っていて、ヘアピンカーブを曲がる時のヘッドライトが、遠くからだと回転しているように見えるのかもしれないと、一瞬思いました。しかし光は、その場で発光と消滅を繰り返しています。つまり位置は動かないまま横回転していて、球体の光のある面が前に来ると、発光しているようでした。さらに光の大きさも、懐中電灯レベルではない。でかい照明器具を回しているかのような大きさです。

あっけにとられる僕らに、「もっと派手な現象が起きますよ。場所を変えましょう」とグレゴリーさん。下山して、畑のような空き地でミステリーサークル・トーンズを使いながら、もう一度呼びかけました。

さっき中腹が光っていた山の頂上に、今度はオレンジ色の光が現れて、ブワーッと強烈な輝きを放ちました。まるで僕たちの呼びかけに、呼応するかのように。光が消えたのを見て、「もう一度光りますよ。みんなでお願いしましょう」とグレゴリーさんが言います。いい大人が3人(笑)、畑の片隅で「お願いしまーす!」と叫ぶと、またブワーッと光るのです。

あれはいったい、何なのでしょうか。そこにUFOがいるわけではないにしても、我々の言葉に対する返事として反応していると、グレゴリーさんは言っていました。以前、大勢で呼んだ時は、もっと近くまで光が来たこともあったとか。僕も中岡くんも心底興奮した、すごい経験でした。

原田龍二
1970年生まれ。ドラマやバラエティーで活躍する一方、芸能界きってのミステリー好きとして知られ、近著に『ミステリーチェイサー原田龍二の謎のいきものUMA大図鑑』がある。現在、『バラいろダンディ』(MX)で金曜MCを担当。YouTubeチャンネル『ニンゲンTV』を配信中。

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