ヤクザのくせに実家住まい、刺青の代わりに全身脱毛で金玉からケツの穴までピカピカ、当番中に組事務所からSNSでライブ配信、会費を払って育休を取得などなど、現代の若い衆は意識高い系の集団だ。「ゆとりヤクザ」と揶揄された若頭世代ですら驚きを隠せない〝ヤクザ第7世代〟の驚きの生態に迫る!
日頃から食事や尿ハネに気を使っているだけあって、現在の若手ヤクザたちの「家事能力」は特筆すべきものがある。
当番の際には豊富な時間を利用して凝った料理を作るため、味はもちろんインスタ映えも必至。掃除や洗濯に関しても、場所やモノによって重曹や酸素系漂白剤を使い分けるなどの知識が豊富で、ドアを開けた途端に柔軟剤のいい香りに包まれる組事務所さえ珍しくない。
まかないメシもインスタ映えの極主夫道
「若い衆に『お前ら女子力高いよな』とほめたつもりが、『女子力なんて死語ですよ』と謎の注意をされましたよ(笑)。いずれにせよ、親分も喜ぶのでありがたい限りなのですが、先日ある若い衆から『半年ほど当番を外してください』と申し入れがありました。なにか病気でもしたのかと思えば、『実はもうすぐ子供が産まれる』ですからね。もはやヤクザも育休を取る時代ですよ(笑)」(関東系ヤクザ幹部・50代)
さすがに親分は一笑に付すと思われたが、「まぁ、会費(上納金)だけ払ってくれれば、いいんじゃねぇか」と寛大な対応。
おまけに、祝儀としてぶ厚い封筒まで手渡されたため、現在は家庭で思う存分「リアル極主夫道」しているはずだ。