
この時期は、2000メートルのハンデ重賞が毎週のように組まれているが、いずれも荒れ模様。
この函館記念も、昨年は3連単343万馬券と大波乱で、それも含めて過去10年で10万円以上が8回。その要因の1つが1、2番人気の不振で、どちらも【1・0・0・9】と、期待を大きく裏切っている。馬券は、波乱前提の組み立てで臨むべきレースだ。
★軸馬=ジェットモーション
3歳春から5歳春にかけて、2年近い休養があったジェットモーション。復帰後は5戦3勝と上昇カーブを描いており、OP初挑戦となった前走の巴賞でも、直線で前が詰まりながら勝ち馬から0秒3差7着と、惜しい競馬だった。巴賞からの臨戦は、掲示板外からの巻き返しが目立っており、過去10年、巴賞で6~9着だった関西馬は、函館記念で【1・3・1・8】。馬券圏内5頭のうち4頭が7番人気以下で、穴馬の供給ルートにもなっている。小倉で2勝しているように小回りコースも得意で、重賞初挑戦ならハンデもそこまで重くなることはないだろう。
★相手=トーセンスーリヤ
昨春の新潟大賞典1着以降の5戦は、馬券圏内に入れていないトーセンスーリヤだが、大きく離されたのはGⅠの宝塚記念と、不良馬場だった福島民報杯だけ。前走の新潟大賞典は、0秒1差の4着と調子を上げている。札幌&函館の芝では【1・4・1・2】と洋芝適性は高く、小回り向きの先行力もあるだけに、前々でスムーズな競馬ができれば、重賞2勝目も見えてくる。
勢いならこの馬が一番マイネルウィルトス
★相手=レッドジェニアル
3歳春に京都新聞杯を勝っているレッドジェニアル。その後はGⅠ、GⅡを中心に、強い相手に挑み続けてきたため、目立った結果は出せていないものの、3走前の鳴尾記念は3着。GⅢなら軽くは扱えない。前走の大阪城Sは、8カ月ぶりで10キロ増だったことに加えて、出遅れも響いて9着。それでも勝ち馬から0秒6差と、最後まで踏ん張っていた。今回も間隔は空いてしまったが、相手関係を考えれば出番はありそう。
★相手=タイセイトレイル
アルゼンチン共和国杯2着など、重賞での掲示板内が5回ある実力馬タイセイトレイル。前走の大阪-ハンブルクCは11着に終わったが、過去4回の二桁着順の次走は①④③⑤着。一変に期待だ。函館は初参戦も、札幌では3戦して3着3回と、崩れていない点も魅力。
★相手=マイネルウィルトス
3勝クラスの壇ノ浦S、OP特別の福島民報杯と連勝中のマイネルウィルトス。特に前走は、道悪を苦にした馬が多かったとはいえ、2着以下に1秒8差を付ける大楽勝だった。勢いならこの馬が一番。馬場が渋れば、前走の再現があるかもしれない。
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