昨年7月18日に亡くなった三浦春馬さんの一周忌を目前にした今月14日、所属事務所だったアミューズが、公式ホームページでメディアの取材に対して〝警告〟を出した。
《ご遺族、特にお母様に関しては、週刊誌等の記者による度を超した取材行為により、度重なるプライバシーの侵害が続いております。つきましては、話し合いを重ねた結果、このたびお母様の強いご意向を受け、お預かりしたメッセージをお伝えするとともに、報道関係の皆様へ再度のお願いをさせていただくに至りました》
三浦さんの実母は、《記者の皆様をはじめとした方々におかれましては、自宅や勤務先まで押しかけられることには不安と共に恐怖を感じずにはいられません》と心境を吐露。そのうえで、《どうかこれ以上、日常生活にまで踏み込むような取材は控えていただき、静かな日常に戻り、故人を偲ばせていただければ幸いです》と要請した。
「三浦さんの実母は、このメッセージを発表した翌15日発売の『週刊新潮』と『週刊文春』の取材には答えている。〝これで取材を受けるのは最後〟という意味合いなのかもしれませんが、取材をしないでくれと言いながら、一方では特定のメディアにだけ答えるというチグハグな対応と言わざるを得ない」(他の芸能プロ関係者)
事務所総出でマスコミの体質批判
アミューズは、これ以外にも所属タレントがマスコミの取材に相次いで苦言を呈している。
「最初に賀来賢人が『子どもを盗撮するな』という趣旨のメッセージを発し、福山雅治も賛同して自身のラジオ番組で持論を長々と話した。アミューズも、公式ホームページでマスコミへの〝牽制文〟を掲載するなど、所属タレントの家族や親族に対する取材を控えるように要請している」(同・関係者)
しかし、当事者であるはずの芸能記者からは失笑が聞こえてくる。
「アミューズは、テレ朝などと共同で、2016年に『SCOOP!』という映画を製作しています。タイトル通り、スクープを狙う週刊誌のカメラマンを描いた映画で、主演は福山雅治でした(笑)。芸能人への尾行や張り込みを福山が大袈裟に演じて、我々は〝そんな簡単なもんじゃないよ〟と大笑いしながら観たものです。イケメンで女にモテまくりのカメラマン(福山)がベンツの大型SUVで現場に乗りつけ、スクープを飛ばして大金を掴むという映画を観て、週刊誌の記者を目指した子もいるかもしれない。そのわずか5年後に、事務所総出でマスコミの体質批判を始めるのは、どうかと思いますがね」
だからって、DVDを廃盤になんかしないでね、アミューズさん。作品に罪はないから。
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