「整形費用も自腹」NewJeansだけじゃない!? 韓国アイドルを縛る“奴隷契約”の実態

東方神起は13年契約! “奴隷契約”の象徴

そうした中でも“奴隷めいた契約”の象徴とも言えるのが、日本でも人気だった東方神起をめぐる2009年の騒動だ。

メンバーのジェジュンら3人が所属事務所のSMエンターテインメントを相手に専属契約の効力停止を求め、公になった契約は期間13年(兵役を含め実質15年程度)、中途解約なら投資金の2倍と残り期間の予想収入の3倍を支払う内容だったと報じられた。

これを機に公取委は標準専属契約書を整備し、期間は原則7年までとなった。人気絶頂のスターが人生の持ち時間の多くを事務所に繋がれたまま過ごしていたとは、何とも皮肉な話である。

“サラダ1年”で違約金2億ウォンの証言

では、現在はこうしたことは改善されたのか。2014年成立の、芸能界のルールを定めた「大衆文化芸術産業発展法」は、未成年の活動を週40時間以内(15歳未満は35時間以内)とし、午後10時〜午前6時の活動を原則禁じた。

ところが2026年10月、韓国紙・中央日報の日本語版が報じた元練習生の調査では、サラダばかりの食事で1年を過ごしたのに、辞めるなら違約金は2億ウォン(約2300万円)と言われたとの証言が紹介された。もっとも個人の証言であり、業界全体の実態とは断定できない。

規制は整ったのに…残る“夢の代償”

NewJeansの契約は、2017年の是正や標準契約の整備を経た2022年に結ばれたものだ。『ADOR』と『HYBE』の説明と報道には食い違いもあり、結論を急ぐべきではないが、美貌も才能も“商品”として磨き、その費用を誰が負うのかという構図は、今も問われている。

華やかなK-POPのステージの裏で、“夢の代償”の請求書は誰の元に届くのか。NewJeans問題は、韓国芸能界が過去の反省を生かせているのかの試金石となりそうだ。

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