「ババア」「土下座」「提訴」…泉ピン子の“毒舌芸”が通用しなくなった本当の理由

新井浩文被告に厳しい言葉を向けた過去

話は変わるが、泉はテレビ番組でも他人の不祥事に厳しい言葉を向けてきた。2019年にはTBS系『アッコにおまかせ!』で、当時、強制性交罪で起訴されていた俳優の新井浩文被告に対し、「帰ってこなくていいから」などと厳しい言葉を向けた。

作品をつくったスタッフの苦労を思っての発言だったとみられているが、テレビ番組で他人の不祥事に厳しい言葉を向けてきた“ご意見番”が、今回は自らの振る舞いを問われる側に回った格好なのだ。

「老害」の声も…毒舌は芸か暴言か

日刊ゲンダイDIGITALは11月4日付の記事で、今回の騒動を受けてネット上では「老害」との指摘も出ていると紹介。毒舌キャラとコンプライアンスの境界線を論じている。

かつて視聴者は、毒舌を安全な場所から笑っていられた。画面の向こうの出来事だったからだ。だが舞台挨拶は違う。目の前にいるのは、生身の来場者であり共演者である。テレビの中の“芸”が関係のない素人に向けられたとき、パワハラという物差しで測られるのが令和の厳しい現実なのである。

判決より先に始まった「世間の審判」

もちろん、事実関係が争われるのはこれからのため、今後泉側の言い分が法廷で認められる可能性もある。ただ、毒舌は聞き手との“お約束”があって初めて成り立つ芸で、合意のない相手に向けられた言葉は暴言と受け取られかねない。

79歳の大物を「歯に衣着せぬ」と持ち上げ、笑いに変えてきたテレビ・演芸界は、時代の移り変わりを見定め、その衣の脱がせどころを教えてきたのだろうか。判決が出るのはまだ先の話だが、司法判断と世論の評価は別。ネット上ではすでに賛否が広がり、世間の審判も始まりだしている。

【関連】泉ピン子「橋田壽賀子さんの散骨」もウソ!? 完全に孤立 “ピン子劇場”終幕の危機
【関連】『VIVANT』続編にも飛び火…テレビ業界ハラスメント続出でCMクライアントが戦々恐々