【MLBロックアウト危機】佐藤輝明のメジャー移籍に「12月1日の壁」! ポスティング交渉が事実上30日に短縮か



伊藤大海選手や平良海馬選手にも影響がありそうなMLBロックアウト(伊藤大海選手Instagramより)


■ 「30日間」の短縮で佐藤輝明が最も大きなとばっちりを食う!?

3選手の中で、今回のロックアウトによる影響を最も大きく受ける可能性があるのが、阪神の佐藤輝明だ。

最大の理由は、今オフのメジャー市場における注目度と、見込まれる契約規模の違いにある。佐藤は今季、打率.306、39本塁打、106打点を記録し、セ・リーグの三冠王に輝いた27歳の三塁手。大物FA打者が不足する今オフの市場において、獲得を狙う球団が現れれば、複数球団による争奪戦に発展する可能性を秘めている。

ポスティングシステムでは、契約総額に応じたポスティングフィーがMLB球団からNPB球団に支払われる。契約総額が大きくなれば、球団側が負担する譲渡金も増えるため、佐藤の獲得には選手本人との条件交渉だけでなく、球団側の慎重な判断も必要になる。

複数球団が競い合えば、契約年数や年俸、起用法などの条件を比較しながら、より良い契約を引き出せる可能性がある。ところが、交渉期間が事実上約30日に縮まれば、そうした争奪戦を十分に展開する時間も限られてしまう。

一方、平良海馬や伊藤大海もMLB球団からの需要が期待されるが、佐藤ほどの大型契約や高額なポスティングフィーを伴う交渉になるとは限らない。投手陣も交渉期間短縮の影響を受けるものの、契約規模や複数球団による競争という面では、佐藤がより大きなリスクを抱えることになりそうだ。

■ 三冠王のメジャー挑戦に暗雲! 巨額マネーゲームの行方は
佐藤にとって痛いのは、メジャー球団からの評価が高いほど、複数球団を競わせて市場価値を引き出すことが重要になる点だ。ところが、12月1日の期限までに労使協定がまとまらなければ、そのための時間は大幅に限られる。

短期間で好条件を提示する球団が現れれば問題はない。しかし、契約年数や年俸、起用法などの調整が長引けば、納得できる条件を引き出す前にタイムリミットを迎える恐れもある。最悪の場合、ロックアウト前に契約がまとまらず、メジャー移籍そのものが実現しない事態もあり得る。

三冠王という圧倒的な実績を引っ提げて海を渡ろうとする佐藤。しかし、その前に立ちはだかるのはメジャーの強打者でも投手でもなく、オーナー側と選手会の泥沼の労使対立なのかもしれない。---

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