【巨人組閣の裏側】松井秀喜新監督を転ばせない!? 高橋由伸ヘッドと橋上秀樹氏に託された「安全網」



松井巨人の2027年シーズンはどういう結末を迎えるのか・・・


◆監督代行を務めた橋上秀樹氏はフロントへ 今度は編成面から支える

もう一人、今回の組織改編で見逃せないのが橋上秀樹氏だ。

橋上氏は今季、阿部慎之助前監督の退任後に監督代行を務め、97試合でチームを指揮した。現場の状況を知る人物が、11月1日付で編成部門の副本部長兼プロスカウトに異動する。

ユニホームを脱ぐとはいえ、チームづくりから離れるわけではない。今度はフロントの編成部門から、巨人の血肉を知る参謀としてチームを支えることになる。

監督代行としてシーズン途中の難しい時期を経験した橋上氏が、現場で得た知見を編成に生かす。松井監督にとっても、チームの課題や選手の特徴を把握した人物がフロントにいることは、心強い材料になるはずだ。

高橋ヘッドが現場で松井監督を支え、橋上氏が編成面からチームを支える。球団は、監督の周囲だけでなく、現場とフロントの両面に経験者を配置した格好だ。

◆豪華な「レジェンド内閣」の裏側 松井監督は用意された体制を使いこなせるか

松井秀喜監督、高橋由伸ヘッドという巨人の看板選手が並ぶ新体制は、ファンにとっても期待の大きい顔ぶれだ。しかし、その華やかさの裏では、球団が組閣の骨組みを先回りして整え、監督経験者を要所に配置している。

スポーツ紙デスクが指摘するように、今回の人事は松井監督が初年度から大きくつまずかないための「安全網」と見ることもできる。監督経験のないレジェンドを、球団が周囲から支える体制を整えたというわけだ。

ただし、支える人間が多ければチームが強くなるとは限らない。高橋ヘッドや橋上氏の経験を生かせるかどうかは、最終的には松井監督の判断にかかっている。

球団が敷いたレールの上を走るだけなのか。それとも、用意された布陣を使いこなし、自分の考えでチームを動かしていくのか。

「ゴジラ内閣」の本当の勝負は、豪華な顔ぶれが発表された今ではなく、シーズンが始まってから見えてくる。

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