甲斐拓也を5年15億円で獲得も、わずか2年で楽天へ…炭谷銀仁朗の二の舞か



松井の監督就任で巨人はどうかわるのか・・・


■ 2021年にも炭谷銀仁朗を楽天へ…学習能力ゼロ? 巨人が繰り返す「マネーゲームの惨劇」

今回のトレードで思い出されるのが、炭谷銀仁朗のケースだ。

炭谷は2018年オフ、西武からFAで巨人に加入。3年契約を結び、経験豊富な捕手として期待されていた。しかし、巨人では出場機会が限られ、2021年7月に楽天へ金銭トレードで移籍している。

このときも巨人側の説明には、出場機会の問題があった。若手捕手の起用も進むなかで、炭谷がプレーできる環境を求めた結果、楽天への移籍が決まったのだ。

シートを今回に移せば、甲斐も同じ楽天へ金銭トレード。FAで獲得した実績ある捕手が、巨人で出場機会を失い、契約期間の途中で楽天へ移るという構図まで重なる。

もちろん、炭谷と甲斐では年齢も実績もチーム事情も異なる。だが、FAで大金を投じて獲得した捕手を、数年後には使いこなせずに手放すという流れは、あまりにも似ている。

巨人は過去の経験から何を学んだのか。甲斐の獲得時には、ソフトバンクで培った経験やリード面への期待もあったはずだ。それが、なぜ2年で放出という結末を迎えたのか。ファンからすれば「何のために獲ったんだ!?」という疑問が出ても不思議ではない。

■ 旧態依然の「爆買い&使い捨て」から脱却へ! 松井巨人で何が変わるのか?

だが、今回のドタバタ劇には、もう一つ気になる話がある。スポーツ紙の野球記者によると、松井秀喜新監督は、巨人が長年続けてきたFA頼みの大型補強に疑問を持っているというのだ。

「獲れる大物を次々と獲得するのではなく、生え抜きを育ててチームの軸にしたい。松井監督には、そんな思いがあるようです」

もちろん、これは球界関係者の間で聞かれる話で、本人が公の場で明言したわけではない。だが、甲斐をわずか2年で手放した今回のトレードは、巨人の補強方針が変わるきっかけになる可能性もある。

甲斐の退団によって、捕手陣は大城や岸田ら生え抜き組が中心となる。若手にも出場機会が生まれ、FAで大物を獲得するより、手元にいる選手を育てる方向へと転換することも考えられる。今回の放出は、松井巨人が「脱FA依存」へ踏み出す一歩なのか。

さらに、2027年からはセ・リーグにもDH制が導入される。巨人がそのタイミングを見据え、高額年俸や選手枠を整理し、次の大型補強に備えている可能性もある。球界では牧秀悟や清宮幸太郎らの名前も取り沙汰されているが、果たして松井巨人はどんなチームを作ろうとしているのか。

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